2024年05月17日

成功体験など捨ててしまえ #1151

第1151回の今回は
成功体験など捨ててしまえ

というテーマでお送りします。



正しい勉強法の実行と
正しい勉強量の見積もりを
妨げるものはすべて捨ててしまう必要があります。

妨げるになる最大最強のものは過去の成功体験です。

ご本人だけでなく、ご両親、祖父母など近親者の成功体験も含まれます。

もしあなたが望む結果を得ていないとしたら、まず、疑ってみるべきなのは
自分が過去の成功体験に影響され、判断を間違っていないかという
ことです。

見当違いな努力をいくら積み重ねても、
あるいは努力したつもりの努力をし続けても、
結果が出るわけはないのです。

この状態にいる時、脳の中では何が起こっているかと言えば、
過去の記憶を何度も何度も思い出すことに脳が使われてしまって、
思考しようにも考えることができない状態にあると言えます。

思い出す内容が、良くても悪くても無関係です。

脳の資源を浪費していることには変わりはないからです。

ですから、こういう状態では、
脳を最大限に使わなくてはならない勉強ができるはずがありません。

まず、ここのところを理解してください。


再生時間は5分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2024年05月10日

「選択と集中」とは、目標に意識を向け続けることでもある #1150

第1150回の今回は
「選択と集中」とは、目標に意識を向け続けることでもある。

というテーマでお送りします。



選択と集中を別の言葉で言いかえれば、
「目標に意識を向け続ける」ということです。

大切なことは、目標に意識を向け続けることです。

続ける必要がある
ではどんなふうに。

とても簡単。

○○に合格したいな。

例えば、東大に合格したいな。

○○大学医学部に合格したいな。

こんなふうに思っていればいい。

自然にそちらの方に注意が向いて、

必要な情報だけを受け入れ、
必要な行動をするようになる。

そういう仕組みを脳は持っている。

いつものようにあなたが「東大に合格したい」と思っていると、
指導者の必要を感じる。
そして、指導者の下で勉強したいと思う。

やがて、鴨下算数数学塾のことを知る。それは、ネットからかもしれないし、
友達が通っているからかもしれないし、お母さんが見つけてくれるかもしれないが、
とにかく、君は鴨下算数数学塾の存在を知る。

あなたは、私に連絡をくれる。

あなたは、私の前に座っている。

あなたは、私の言うとおりに勉強する。

あなたは、東大の合格発表で自分の名前を見つける。

こんな具合。


再生時間は4分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2024年05月03日

湯船にゆっくりとつかりなさい #1149

第1149回の今回は
湯船にゆっくりとつかりなさい

というテーマでお送りします。



勉強を続けるには体調管理が重要。

とても重要。

そのなかでも、きちんと睡眠をとることが最重要。

寝ている間に、脳は、昼間傷ついた神経細胞を修復したり、
勉強した内容を勝手に整理してくれている。
睡眠が不十分だと、脳の炎症がひどくなり、
それを鎮めるための抗酸化物質の生成能力も低下する。

結果、集中力が失われる。
勉強をつづけることができない。
記憶ができない。
ということになる。

勉強をすると、脳の扁桃核が炎症を起こすが、抗酸化物質の生成が十分にできないため、
それを鎮めることができないからだ。

どういう睡眠をとるかが、受験の成否を決める。

睡眠の重要さは、強調してもし過ぎることはない。

その重要な睡眠なのだが、驚くべきことに、

子供たちにインタビューすると、湯船につからないと答える子が
昔とは比較にならないくらい増えている。(正直昔は一人もいなかった)

お風呂に入ることの重要さを知らないのだろうか。

そう思わせるほど、湯船につかることを軽視している。

寝る前に、お風呂で体を中から温める。
時間の経過にしたがって、体温が低下してきて、それとともに眠気がやってくる。

その眠気に自然に導かれるように、眠ってしまうと快適な眠りが得られる。

だから、お風呂には入って身体をあたためることは重要なのだ。

もちろん、お風呂自体に、疲労を癒す力があることは、誰でも経験済みだろう。

それから、もう一つ重要な事。
お風呂に入った後、ネットを見ないこと。

お風呂に入って、しっかり身体をあたため、その後は、ネット、スマホなどは見ないで、
11時前には床に就くこと。

これを是非守って欲しい。

まとめ
1.湯舟に入ってしっかりと身体を温める
2.お風呂から出たら、ネット、スマホは見ない
3. 11時前には床に就くようにする

この3点を守るだけで、勉強のパフォーマンスは驚くほど上がるはずだ。


再生時間は5分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2024年04月26日

もっと光を 僕らには光が必要だ 光が僕らを救ってくれる #1148

第1148回の今回は
もっと光を 僕らには光が必要だ 光が僕らを救ってくれる

というテーマでお送りします。



勉強ができなくて、成績が悪い理由はなんだろうか。

もちろんいろいろな理由が考えられるが、

もし、君が、
いつも頭がボートして思考ができない。
いつでもひどい疲労を感じている。
授業中にどうしても居眠りしてします。
集中を維持できない。
悲観的な事ばかり考えてしまう。

こういう状態であったら、
セロトニン生成システムのダウンを疑ってみる価値はある。

セロトニン生成システムを回復することで、
人生を劇的に変えることができるかもしれない。

具体的には、どうするか。

まず、栄養を充足させる。プロテイン、ビタミンB、マグネシウム
これが大前提。藤川徳美先生の本に書いてある内容を実践すること。

その上で、秘密兵器を使う。

その名も「ブライトライト」。

ブライトライトで検索してほしい。

すぐ手に入れられる。
ぜひ、試して欲しい。

もちろん、断るまでもないが、私はブライトライトとはなの利害関係もない。

【参考URL】藤川徳美先生 著作
https://www.amazon.co.jp/stores/%E8%97%A4%E5%B7%9D-%E5%BE%B3%E7%BE%8E/author/B074W9PKJ6?isDramIntegrated=true&shoppingPortalEnabled=true

【参考URL】iHerb.com https://jp.iherb.com/

再生時間は8分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2024年04月19日

なぜ脳は怠けたがるのか #1147

第1147回の今回は
なぜ脳は怠けたがるのか
というテーマでお送りします。


覚えない生徒がいる。

何度も何度も記憶の重要性を話しても覚えてこない。

覚えるべきことを覚えていないと試験には合格できない。

だから、覚えられないということは合格できないということに等しい。

なぜ彼らは覚えてこないのだろうか。

単純に努力が足りないから記憶できない場合もある。
しかし、覚えないという背後には覚えたくない欲求がある。
覚えるために脳を使くことを拒絶してようにも見える。

なぜだろう。
根底に何があるのだろう。

私なりの仮説だが、
1つのことに注意を向けてしまうことが危険だから。

もし、一つのことに集中してしまうと、真後ろから猛獣が突然襲ってきたら対応できない。
今となってはそういう状況は稀だが、人類が誕生してほとんどの年月、常に生死を紙一重のところで乗り越えてきた。
いつ、どこから、猛獣が、毒蛇が、他部族が襲ってくるわからない。
これに対応することが最適な生存戦略だったのだ。

英単語や数学の公式を覚えることに集中してしまっては、
一瞬たりとも生きていけない。

それが人類の歴史だったのだ。

このことを踏まえると、英単語や古文単語、数学や物理の公式などを覚えようとすることは、即死を意味する。

人間は、だれでも根源的な制限をもっているのだ。
だから、覚えられない生徒は、人類の根源的な、生存欲求により忠実であると言ってもいいかもしれない。

もう一つ、仮説がある。

どうも記憶がはかばかしくない生徒の
ご両親にインタビューすると、小さい頃に、百人一首や漢詩などを
完璧に暗記していたとお答えになることが多い。

幼児教育で右脳学習といって、写真記憶の訓練を熱心にされたそうだ。

記憶ができないという私の指摘を意外なこととして受け取ることが多い。

しかし、高校生になった時、幼いこと完璧に記憶したはずの百人一首や漢詩を全く覚えていない。
それどころか記憶力を喪失したのではないかとさえ思えるような状況になっている。
改めて、古文単語を覚えさせようとしても、全く覚えられない。

学習における脳の使い方を喪失してしまったのではないかとさえ思える。

こういう例を扱うのは1つや2つではない。

結論としては、写真記憶やイメージ力を高める訓練はしてはいけないのではないかと思っている。

ではどうすればいのか。

どちらの仮説によるにせよ、
正しい脳の使い方を少しづつ再学習するしかないと思う。



再生時間は11分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2024年04月12日

「あの人は○○大学卒だけど使えない」 #1146

第1146回の今回は
「あの人は○○大学卒だけど使えない」
というテーマでお送りします。


進路を考える時の参考にしていただければと思ってこの番組をつくっています。

よく聞かれる言葉があります。

「あの人は○○大卒だけど、使えない」

こういうことよく聞きませんか。
どうしてこんなことがささやかれるのでしょう。

理由は簡単です。

脳の能力には、高い部分と低い部分があるからです。

高度な学問を短時間でマスターできる人でも、
簡単な上司からの指示が全く理解できないという場合があります。

こういう方が普通の会社に入ってしまうと、
たちまち使えないという烙印をおされてしまいます。

では、どうしたらいいのでしょうか。

自分の強み、優位点を徹底的に生かすことだけを考えることです。

人は、だれでも組織に属しているとそれだけで安心感が得られます。
ましてやその組織が大きな権力をもっていたら、自負心が満たされるでしょう。

しかし、こういうことを求めてはいけない種類の人々も存在するのです。

求めてはいけないというよりも、求めても決して得られないという方が正確かもしれません。
チームで何かをやっていくようなところでは、力を発揮できないのです。

そういう種類の人もいるのです。
人間力が劣っているからではないのです。
単純に脳の仕組みがそのようにできているだけです。

だから、持って生まれた脳の仕組みを最大限に生かすことを考えればいいのです。

幸いにも、現代は、情報技術の発達が、個人の可能性を大きく広げてくれています。
組織に属さなないと仕事がないわけでも、物事が成し遂げられないわけでもありません。
個人と組織が対等に付き合えるようになってきました。
自分は組織に属した方がいいのか、そうでないかはよく見極める必要があります。

見極めて、人生の早い時期から準備を始めると人生のすべてが円滑に動いていくことでしょう。


再生時間は11分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2024年04月05日

勉強をすると適性がわかる #1145

第1145回の今回は
勉強をすると適性がわかる
というテーマでお送りします。


勉強をすると自分の進むべき道が分かるようになる。

自然に導かれるように。

逆に、勉強をしないとわからない。

何もわからない。

だから、すべては学ぶことから始まる。

学ぶといっても、森羅万象のことが学びの対象であることは確かだ。

「自分以外すべて我が師」ということは真実で、

このような気概をもって自らの人生に臨むことは必須だと思う。

しかし、ここで言いたいのは、受験勉強の大切さだ。

受験勉強や学校の勉強に真剣に取り組んで欲しい。

ともすれば、人は自分探しの欲望に突き動かされる。

その欲望のままに、多くの労力、時間、お金をそこに費やす。

しかし、結論から言えば、自分探しほど無駄なものはない。

必要なことは、目の前にある数学の問題に全身全霊で向き合うこと。

1つの英文を全力で自分のものにすること。

時に「お勉強」などと揶揄されることに真剣に、全身全霊で

取り組むことがその人の人生を自由にしていく。

自分探しの背景には、恐怖ある。

しかし、人類の歴史は、飢餓と猛獣、外敵との戦いの歴史であったことを

思い起こせば、人が恐怖に支配され、合理的な判断から逸脱するのは当然なのだ。

だからこそ、この事実を知って、冷静に身を処していかなくてなならない。

そういう訓練を意識的にしていかなくてはならない。

そのための訓練として一番身近で有効なのは受験勉強だ。

受験勉強は、人の知能と知性を著しく向上させる。

前頭葉を鍛えるからだ。注意制御機能、メタ認知、ワーキングメモリー、抑制機能を

一度に鍛えてくれる。

こんなにすごいものはない。

受験勉強は天からの贈り物に違いない。


再生時間は10分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2024年03月29日

親は強制を恐れる必要はない #1144

第1144回の今回は
親は強制を恐れる必要はない
というテーマでお送りします。



親には意志が必要です。
子どもに、何が何でも、どんなことがあっても、
絶対に学ばせるという強い意志です。

そして、この意志は子どもに学習を強制する基盤になります。
子どもに学習をさせるには強制が必要です。
強制を避けることは絶対にできません。

学習の成果を上げるには習慣化が必須ですが、
学習の習慣化には強制力が不可欠です。

では、子どもが学習を嫌がることがあるのは何故でしょうか。

2つあります。

1つ目は、子どもは無知だからです。
勉強をしないとどんなに大変なことになるのか、
逆に、勉強するとどんなにいいことがあるか、知らないのが子どもです。
大きなメリットと、大きなデメリットを知りません。
子どもは、長い視点で人生を見るほど脳が育っていないのです。


2つ目は、人類が持つ宿命です。
人類は、毎日、飢餓と外敵からの脅威にさらされてきました。
人類誕生以来数百万年間、毎分毎秒、飢餓や外敵と戦ってきました。
だから、人類の根底には恐怖が根付いています。

こういう状況でしなくてはならないのは、体力の温存をはかること
つまり、できるだけ身体と脳を動かさないことです。
特に脳は、莫大な栄養を消費しますから、脳を動かすことは死に直結します。
次にいつ食料が手に入るかわからないわけですから。

ですから、勉強をしようとすると、身体を防衛するシステムが起動します。
脳にブレーキがかかります。
勉強をすると死の恐怖が襲ってくるのです。
それで、勉強ができないのです。

では、どうするか。

方法はあります。


再生時間は7分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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