2025年02月21日

立派な人に育てるために教えなくてはならないこと #1191

第1191回の今回は
立派な人に育てるために教えなくてはならないこと
というテーマでお送りします。


それは、
「インフラの建設、維持管理に従事している方々を想い、感謝を教えること」
土木工事、鉄道の運行、鉄道の保線、道路、橋、堤防、治水、ダム、水道、発電所、下水道、高圧送電線、電気、ガス、消防、警察、ごみ収集、ごみ処理場、自衛隊、灯台、石油、天然ガス、鉄、銅、アルミ・・・・・・

風速50メートルの台風が来襲した時、
連日35度を超える猛暑の日々、
真冬の深夜、
大雪の時、
祝日でも、
昼夜関係なく、
インフラ建設や維持のため一懸命働いてくださっている人々がいらして、
そのお陰で、君の安全安心が保たれてきたのだ、
ということを、意識して、話題にする機会を作ること。
これほど大切なことはない。

どんな時でも、清潔で美味しい水道水が蛇口をひねるだけで飲めること、
スイッチ一つで世界最高の質をもった電気が使えること、
すべて当たり前なことは何一つない。

この当たり前だが、大切なことを意識して話すことが、
子どもが幸せな人生を歩む礎をつくってくれる。

なぜか。
躾や教育は何のためにするのか。

「幼児的万能感の世界における王様」である自分から、
「社会の一員としての自分」
への転換へ導くこと。
奪う側から与える側に180度転換させること。

幼児的万能感の世界とは、自分しか見えない世界、視野狭窄の世界。
この視野狭窄の世界から子ども解放するのが躾や教育の役目なのだ。

インフラの整備にあたる人々は、秩序の創造主である。
人間にとって秩序を失うことは、人として生きることを喪失するに等しい。
水を汲みに行くだけで、
6時間かかっていたら(そういう国は多い)人として生きることは
不可能なのだ。
インフラ整備にあたる人々こそ救世主にほかならない。
救急車が駆けつけてくれたおかげで、九死に一生を得た人も大いに違いない。

令和5年、764万987件、664万3,379 人の方が救急搬送されている。
現場到着所要時間の平均は約10.0 分。
これだけとっても、私たちが人類史上の奇跡の社会を実現し、
その恩恵を十分に享受していることがわかる。

さらに言えば、そもそも道が無かったら救急車が駆けつけることはできない。
つまり、沢山の要素が支え合って、この奇跡の社会が実現できているのだ。

もし、大谷翔平氏の年俸が100億円なら、救急隊員の方々の年俸は1000億でも足りない。
道路整備、治水管理、電気、水道、すべての方の年俸が1000億でもおかしくない。

インフラ維持整備に従事される方々のことを思うだけで、
視野が大きく広がって
視野狭窄から子どもを救うことができる。
頭の構造を根本的に変換させ成長させることなのだ。

構造力学を知らなくは、橋一つ、建物一つ作れない。
水理学や水力学を知らなくて、どうして治水ができるのだろうか。
数学、物理学、化学などの基礎科学の重要性は言うまでもない。
知識がいかに大切か。
言うまでもないだろう。

自然法則が秩序であるし、不変なものだが、我々を支えてくれているわけです。
秩序は、勤勉さによってもたらされるという視点も重要です。
インフラ整備をする方々が、気まぐれだったらどうなるでしょうか。
秩序は崩壊します。
勤勉さが秩序をつくり、奇跡を実現しているのです。
こういう話を、何度も何度も子どもにしてあげて欲しい。
そういう機会に恵まれたお子さんは、とても幸せな人生を歩むに違いない。

逆に、子どもに言ってはいけないのは、
「勉強なんて意味ない」という類のことである。
訳知り顔に「社会へ出たら二次方程式なんて全然必要ない」
などど平気で言う人がいるが、
それは、生存者バイアスに過ぎない。
「二次方程式は解かないけれど、偏微分方程式なら毎日格闘している」
という人が沢山いるわけです。
だからこそ、奇跡が実現できているという当たり前のことをどうか子どもに教えてあげてください。
心からのお願いです。

絶対合格!

再生時間は7分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2025年02月14日

一貫性を持つ #1190

第1190回の今回は
一貫性を持つ
というテーマでお送りします。


「フィクション ある日曜日の朝」

日曜日、
天気もいい、
気分も最高、
今日は、皆で遠出をしよう。
「速く用意しなさい」
お父さんは、家族全員に突然、号令を発した。

長女X「今日は、朝から塾があるんだけれど」
父「鴨下先生のところか?1日ぐらいいいじゃないか」
長男Y「でも、先生には1日も休んじゃだめだって言われているし」
父「勉強より大切なことがあるんだ」
X「先生に休むなんて言えない」
Y「ぼくもそう、そんなこと先生に絶対言えない」
父「ママ、ママから電話して」
母「私がそんなこと言えると思ってるんですか」
父「いまいましい、俺が電話するからいい。
受験より、勉強より大切なことがあるんだ。それをわからせてやる」
父はスマホを手に取った。

父「先生ですか、XとYの父です。今日、二人とも体調が悪くて、お休みさせていただきます」
私「はい、わかりました。お大事になさってください」
一瞬で終わる会話。電話を切る父。
父「何がお大事にだ。勉強、勉強ってそれしか言わないくせに」
母「そうおっしゃいますけど。先生の指導を受けた○○さんの息子さん、今年、東大に受かったのよ」
父「何が東大だ。東大なんか行かなくても立派に生きていける。東大出なんてクズばっかりだ」
母「そうかもしれないけど、▽▽さんの娘さんも信州大学の医学部に受かったのよ」
父「医学部がなんだ。医者がなんぼのもんじゃ」
母「あなた医者でしょ」
父「それがどうした。受験勉強なんて言うのは、高3の夏からやれば十分間に合うんだ。そもそも俺は、塾なんて通ったことない」
母「でも、あなた、4浪されているでしょ」
父「うるさいな、余計な事言うな」
母「お義父様が、いつもおっしゃっているわ。私立大学医学部の学費を賄うのがものすごく大変だったって」
父「うるさいな。塾なんか行くな。勉強なんかしなくていい」
母「あなたはいつもそうなんだから。私は、XやYに東大に行って欲しいわ」
父「勝手にしろ。おれは一人で出かけてくる」
母「子どもが可愛くないんですか。先生になんか恨みでもあるんですか」
父「子どもなんか大嫌いだ。お前も大嫌いだ。鴨下なんて死んでしまえ」

1人で出ていく父。
母は、すぐに電話をする。
母「先生、いつもありがとうございます。あの、急に体調が良くなったようで、伺えるみたいなんですが」
私「はい、どうぞ」
会話は一瞬で終わる。

「怖いな。先生。なんでもお見通し」と思う母。
母「X、Y、さあ、早く支度して、いってらっしゃい」

一貫性は、人を成長させる。
一貫性は、人を成功に導く。
一貫性は、人を幸福に導く。

自分の言動に一貫性があるかどうかを常に自省して欲しい。
今日だけ休んだっていいじゃないか。
それじゃだめなんだ。
今日も明日も明後日も、同じことをやる続けるんだ。
やってやってやり尽くすまでやり続けるんだ。
そうやって、自分を成長させるんだ。
わかったか、おい。

絶対合格!

再生時間は13分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2025年02月07日

すぐやる #1189

第1189回の今回は

すぐやる

というテーマでお送りします。


中学受験の合格発表を確認したら、
すぐに勉強を始めること。
大学受験に向かっての勉強をすぐに始めること。

正しいスタートを切るために、
親が学習に対して正しい理解を持つ必要がある。
理解して欲しいことは多数あるが、
先取り学習が大切だということをまず、理解して欲しい。

具体的には、高校入学前に、中高の学習内容は終わっていること。
生徒はこれを目標に学習して欲しい。

数学に関しては、以下の本を入学式前には、終わること。
英語について。
特に保護者の理解が重要になる。
あまりにもいい加減な情報が広く流布していてからだ。
保護者の方には、子どもに間違った意味のない努力をさせたいために、
以下の本の熟読をお願いしたい。
その上で、私が言いたいのは、いまの教育課程は、日本語蔑視という思想で貫かれている。
これを推し進めれば、日本人から思考力、創造力が奪われてしまう。
何のための教育なのだろうか。大人なら、強い危機感をもって、このような問いかけをすべきだ。

具体的な話に入る。次の3つのことに取り組んで欲しい。
1.筆記体で英語が書けること。
2.発音記号を見て、正しい発音ができるようになること。
3.parsing (構文解析)の入門。

2.に関しては、
3.に関しては、
を手始めに学習して欲しい。
薬袋先生の本は沢山でているが、全て購入し勉強すべきだ。

付け加えるが、紙の辞書を複数購入して、辞書を引くこと、
辞書を読むことに慣れること。
電子辞書で済ますなど論外。

絶対合格!

再生時間は13分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2025年01月31日

言語を正確に使う #1188

第1188回の今回は
言語を正確に使う
というテーマでお送りします。


1. 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。
2. 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。

憲法6条は、中学入試にもよく取り上げられます。
指名と任命の意味内容を理解していないと正解に達しないような問題が作られているのですが、
指名と任命の意味内容を正確に理解しただけでは、十分ではありません。

この文は、以下のように理解する必要があります。
1. 内閣総理大臣を指名するのは国会で、任命するのは天皇。
2. 最高裁判所長官を指名するのは内閣で、任命するのは天皇。

このように情報を整理しないと、問題は解けません。
これは、非常に教訓的です。

1. 正しく言葉をつかえること。
2. 情報を整理すること。
学習にはこの二つが必要なことを教えてくれます。
どちらも言語の操作能力が基礎になっています。
では、こうした能力はどうしたら身につくのか。

子どもは、言語を両親を通して学びます。
両親が、正しい言葉を使っていることが決定的に重要です。
正確に使えるとは、以下の3点が満たされていることをが必要になります。
1. 主語と述語
2. 修飾と被修飾
3. 順接と逆接

その上で、単語の語義が論理構造に矛盾せず、合理的であるかどうか。
子どもの前で、自分が普段話す言葉がこのような観点から、
妥当であるのか。
省みる必要があります。

つまり、言葉を正確に使いこなせることが、学力そのものだということです。
個々の事象を抽象化し、さらに抽象化した諸概念を演繹して、
新たな事実を発見したり、さらなる抽象化を推し進めるのが学問。
帰納と演繹を繰り返していくわけですが、
この営みは、言語によって支えられている。

結局のところ、入学試験において、
言語を正しく使えるかどうかが試されているといってよい。

絶対合格!

再生時間は6分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2025年01月24日

不合格・・・ #1187

第1187回の今回は
不合格・・・
というテーマでお送りします。


不合格・・・。

本当につらい。
自分のすべてが否定され、
自分のすべての可能性が閉ざされてしまって、
地獄の底に落とされて、
そこから永遠に抜け出せない。
地獄の底で地獄の業火に焼かれ続けるのだ、永遠に。

自分はすべてを失ってしまった。
自分の人生はここで終わった。
どんな慰めも、わたしの心には届かない。
だって、自分の人生は終わってしまったんだから。
自分は、地獄の底に永遠に閉じ込められたままだから。

地獄の業火に焼かれながら。
絶望という言葉しか浮かんでこない。
泣いて泣いて、泣いて泣いて、それでも泣いて、やがて、涙も枯れても
浮かんでくるのは「絶望」の文字だけ。

周りにあるものにいくら当たっても、
何にも変わらない現実を突きつけられるだけ。
自分が地獄の底に永遠にいなければならないことを確認させられるだけ。
自分の無能さをいくら呪っても、ただ絶望が増すばかり。

勇気を出して、合格した人の姿を地獄の底からチラッと見る。
嫉妬の炎が激しく燃えだし、たちまちそれが自分への怒りに転じる。

自分を何度となく、八つ裂きにして、火あぶりにしても
それでも一向に収まることすらない情念の強烈さ。

でも、一つだけ、一つだけでいいから聞いて欲しい。
いま、聞けなくても、何年か後でもいいから聞いて欲しい。

不合格の絶望感をありったけ沢山抱えたままでも、
あなたは幸せになれる。

絶対に幸せになると、決めて欲しい。
あなたが幸せになってはいけない理由はないから。

絶対合格!

再生時間は4分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2025年01月17日

記憶することから学習は始まる #1186

第1186回の今回は
記憶することから学習は始まる
というテーマでお送りします。


結果を出す生徒と、結果がなかなか出ない生徒の差は、
記憶をするか、記憶をしないか
にかかっている。

勉強は、記憶することから始まるのだ。

だから、親は、記憶を軽視することを子どもに言ってはいけない。
「記憶より思考力が大切だ」と言ったりしてはいけない。
思考は、基礎事項を完璧に記憶することで可能になる。
思考力、創造力を育てようと思ったら、
まず、正確に記憶することを子どもに勧めて欲しい。

受験に成功する秘訣は、
「覚えるべきことを正確に覚える」
ことである。

科目によって覚えるべきことは変わってくるが、
覚えるべきことを正確に覚えていなくて、
勉強はできないし、
勉強の効率を上げることはできない。
思考も、理解を深めることもできない。
結果がなかなか出ない生徒は、
覚えるべきことを正確に覚えることに、真摯に向き合えていない。
チャランポランなのだ。
なぜか。

親が、記憶することを重要なことだと認識しておらず、
「記憶なんてしなくても大丈夫」というメッセージを子どもに始終発してるからだ。しかも、さしたる自覚なしに。
親は、子どもに「覚えるべきことを正確に覚える」ことを奨励することを徹底して欲しい。
こころから思う。

絶対合格!

再生時間は6分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2025年01月10日

私はあなたの合格を確信しています #1185

第1185回の今回は
私はあなたの合格を確信しています
というテーマでお送りします。


今、あなたが、
勉強が遅れてしまっていて、
優秀な同級生と比べて圧倒的な差がついてしまっていて、
これを取り戻そうと頑張ってみるものの、
想像を絶する量の勉強が必要だということがわかってしまい、
もうこれ以上一歩も先に進めない、
もうすべてをかなぐり捨ててしまいたいという衝動にかられても、
それでもなぜか諦められなくて、
「東大に行けたらいいな」と心のどこかでは思っているとしたら。
そういうあなたは何ができるか。
どうしたらいいのか。

勉強ができないどころじゃなく、
成績は最底辺、授業もさっぱりわからない、にもかかわらず、
東大に行きたいと考えられるあなたはすばらしい。
あなたは真に素晴らしい。

投げやりにならず、自分の可能性を自ら引き出そうとしている。
あなたは、本当にすばらしい。
私は、心からそう思う。
日本の未来を背負えるのはあなたしかいない。


そういうあなたに心からの応援を込めて、以下の2つのことを提案したい。

まず、集中すること。
自分が東大に行きたいということにもっともっと集中して欲しい。
東大のことしか考えられないほど、東大に意識を集めて欲しい。
「灯台」と言う単語をきいたら、「東大」と勘違いするくらい。
東大はたいしたことない大学だとか、
東大を卒業してもクズがたくさんいるとか、
そういう情報には一切かかわってはならない。
無視すること。
あなたの中には、東大しかない。

それから、もう一つ、小さな成功を確認し、喜ぶこと。
単語1つ覚えたら心の底から
「ばんざ〜〜〜〜い、やったー! 俺って天才」
と自分の進歩を確認し、心の底から喜ぶこと。

問題一つ解いても、公式一つ導出できても、
なんでも同じ。
ぜったいに自分を批判しない。批評もしない。
8時間かかって1つの問題がやっとわかっただけだ。なんて馬鹿なんだろう。

そうじゃない。

8時間かけて1つの問題に取り組み、その結果、その問題がわかるようになった。
なんて素晴らしいのだろう。
8時間も集中して一心に1つの問題に取り組めた自分は、天才に違いない。
おれは、天才に違いない。

そう、あなたは天才だ。
必要なのはこれだけ。
この2つをやってほしい。

インターネットも含めて、学校や社会には、賢い人々が沢山沢山いらしゃる。
その人々は、口々に、立派な考えをあなたに吹き込もうとする。
あなたにとっては、邪魔なだけ、余計なお世話しかならない。
ただ、無視して、東大に合格することだけを考えましょう。

絶対合格!

再生時間は7分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2025年01月03日

なぜ子どもにスマホを持たせてはいけないか #1184

第1184回の今回は
なぜ子どもにスマホを持たせてはいけないか
というテーマでお送りします。


子どもから夢を奪ってしまうから。
子どもにスマホを持たせてはいけません。

ネット上のあらゆる情報にアクセスできる窓口がスマホ。
スマホからあらゆる種類の情報をが流れ込む。
それは玉石混交であるという以上に、矛盾に満ちている。
Aが健康に良いという情報を検索すると同時に、
Aが健康に悪いという情報がヒットする。
結局、Aが身体にいいのか、悪いのか判断つかない。
常に矛盾が生じ、葛藤を経て思考停止状態に導かれる。

何かをやりたいと思う。
スマホで検索する。
やりたいことを勧める情報がある。
それを読んでいると、すぐに、そんなことは絶対やってはだめ、
無意味だという情報にぶち当たる。
結局、何をしたらいいのかわからなくなる。
何を目指して努力をしたらいいのかわからないなる。
努力が大切だという情報を得たと思ったら、たちまち努力は必要ないという情報がやってくる。

夢も希望もない人生。
自分で行動して経験することもできない。
経験智が蓄積されない。される前に、大量の情報でその試みに無意味だという刻印が貼られる。
思考力も失われる。自分で考えることさえも無意味だという大量の情報に思考が支配される。
残された道は、刹那的な快楽に溺れるしかなくなる。

スマホは子どもに与えてはならない。
検索の軸が明確でない人、特に子どもは、スマホを持ってはいけない。
大人でも、仕事上のことを検索していたのに、いつの間にか全く別の、仕事に無関係なサイトを見ていたという経験は山ほどしているはずだ。
物事の理非の判断がつかない子どもは、ネットを使いこなせない。
ネットに触れるより先に学ばなければならない重要なことが沢山あることを思い出して欲しい。
切に願う。

絶対合格!

再生時間は6分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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