2024年03月29日

親は強制を恐れる必要はない #1144

第1144回の今回は
親は強制を恐れる必要はない
というテーマでお送りします。



親には意志が必要です。
子どもに、何が何でも、どんなことがあっても、
絶対に学ばせるという強い意志です。

そして、この意志は子どもに学習を強制する基盤になります。
子どもに学習をさせるには強制が必要です。
強制を避けることは絶対にできません。

学習の成果を上げるには習慣化が必須ですが、
学習の習慣化には強制力が不可欠です。

では、子どもが学習を嫌がることがあるのは何故でしょうか。

2つあります。

1つ目は、子どもは無知だからです。
勉強をしないとどんなに大変なことになるのか、
逆に、勉強するとどんなにいいことがあるか、知らないのが子どもです。
大きなメリットと、大きなデメリットを知りません。
子どもは、長い視点で人生を見るほど脳が育っていないのです。


2つ目は、人類が持つ宿命です。
人類は、毎日、飢餓と外敵からの脅威にさらされてきました。
人類誕生以来数百万年間、毎分毎秒、飢餓や外敵と戦ってきました。
だから、人類の根底には恐怖が根付いています。

こういう状況でしなくてはならないのは、体力の温存をはかること
つまり、できるだけ身体と脳を動かさないことです。
特に脳は、莫大な栄養を消費しますから、脳を動かすことは死に直結します。
次にいつ食料が手に入るかわからないわけですから。

ですから、勉強をしようとすると、身体を防衛するシステムが起動します。
脳にブレーキがかかります。
勉強をすると死の恐怖が襲ってくるのです。
それで、勉強ができないのです。

では、どうするか。

方法はあります。


再生時間は7分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2024年03月22日

「勉強なんて役立たないから勉強しない」と言う前に #1143

第1143回の今回は
「勉強なんて役立たないから勉強しない」と言う前に
というテーマでお送りします。



学校の勉強は役に立たない。

だから学校の勉強なんかする必要はない。

そう言い切ってしまう前に、

「勉強しなかったらどうなるか」

を考えてみて欲しい。

学生時代に勉強しなかったらどうなるだろうか。

授業がわからないから、つまらない。

テストができないから、びくびくしている。

先生の意図を理解できず、叱責されているだけだと思うので、

授業にでるのが、ますます嫌いになる。

先生のことも嫌いになる。

学校に行きたくないのを無理やり我慢して行く。

成績表を見るたびに、打ちひしがれる。

劣等感を持つ。

学校が大嫌いになる。

自分が嫌いになる。

部活を頑張ってやってみるが、ますます勉強しなくなる。

不本意な大学へ進学する。

あるいは、大学進学をあきらめる。

将来、従事したい職業を考えることすら無意味に思えるほどの無力感にとらわれる。

ますます、劣等感が強くなる。

逆に、勉強を一生懸命したらどうなるだろうか。

授業がよくわかって、楽しい。

テストができて、誇らしい。

先生の指導の意味も的確に理解できるので、授業もますます楽しい。

友達から尊敬される。

自分に確かな自信が持てる。

自分でより高度なことを学んでいける。

喜びをもって、自分の問題意識を育て、学んでいくことができる。

学問の楽しさが分かってくる。

学問をすることの意義がわかってくる。

自分の望む大学に合格する。

将来、自分はどのように社会とかかわっていくのかを真面目に考えることができる。

あなたはどうしたいですか。


再生時間は12分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2024年03月08日

脳の発達の時期を逃すな #1141

第1141回の今回は
脳の発達の時期を逃すな
というテーマでお送りします。



**脳の発達の時期を逃すな**。

これは、教育において最も考慮されるべきことです。

思春期の爆発的な脳の発達をとらえて、

この時期に学習、特に数学の学習を進めることが大切だ。

驚くほどのペースで学習を進められる。

指導していると、その進歩は、驚異的という形容以外みつからない。

そして、人の脳のもつ能力の偉大さにただたた感動する。

数学とは、抽象と具体を往復する営みともいえる。

ここに、人の脳の発達を促す秘密がある。

数学における抽象度の高さは諸学の水準をはるかに超えている。

この思春期の時期に数学を徹底的にやることの効能は計り知れない。

それから、優位点に立って、その優位性を最大化していくこと。

この戦略のとてもいい応用例でもあることは、

指摘されてよいと思う。


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2024年02月02日

お父さんが子どもに言って欲しいこと #1136

第1136回の今回は
お父さんが子どもに言って欲しいこと
というテーマでお送りします。



お父さんが子どもに言ってほしいこと。

思いっきりやって、沢山失敗しなさい。
手痛い失敗を沢山しなさい。

一生懸命全力を尽くして、そうしたら、結果は天に任せなさい。

結果が不合格なら、そこから学べばいい。
結果が合格なら、そこから学べばいい。
「何が学べるか」を常に自分自身に問いかけなさい。

物事にいい悪いはない。
合格したら良い、
不合格だったら悪い。
そうではなくて、
学ぶということに焦点を当てなさい。

とにかく全力で、全身全霊で向かっていきなさい。
そして、やるだけやったら天に任せなさい。
そして、結果が出たら、そこから学びなさい。

この繰り返しが生きるということです。

再生時間は6分です。ぜひ聴いてみて下さい。


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2024年01月19日

「今を生きる」ということ  #1134

第1134回の今回は
「今を生きる」ということ
というテーマでお送りします。



今、お腹いっぱいなんだけど、

授業中にお腹が減ってしまうと困るから、

ご飯をもう一膳いただいておこう。

結果、食べすぎちゃった。

すごく気持ちが悪いかも。

となってしまいます。

こういうことを私は毎日しています。

これは、今を生きていません。

今を生きているとは、

お腹も腹八分目でいい具合。

すごく満ち足りていい気分。

このこと以外考えない。

夜にお腹がすいたらどうしようなんて考えない。

何にも考えず、おいしかったな、といって満ち足りた幸福に浸っていること。

幸福の中に漂う感じでしょうか。

過去問ができない、手がつかないという受験生は多いと思います。

まだ、早いから。

試験日までまだ時間があるし、

もうすこし実力がついてからやればいい。

試験直前までとっておいて、その時に力試しすればいい。

いろいろと理由はつくるのですが、

結局、試験が終わるまで過去問をやることはない

やったとしても前年度分を1回時間を計って

やっただけとか、その程度で終わる受験生が多いと思います。

なぜでしょうか。

過去問をやることが怖いからです。

過去問ができなかったらどうしようと恐怖や不安に支配されるからです。

つまり、今を生きていないのです。

なぜ今を生きられないかと言うと、

万能感に支配されているからです。

過去問ができなくても、試験に合格できない、なんて思う方がナンセンス

ですが、万能感に無自覚だと、勝手な決めつけを行ない、

その結果、不安や恐怖でますます身動きができなくなってしまいます。

今を生きると最短距離で試験に合格できます。

最適な道を無抵抗に、楽に歩んでいけるからです。


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2024年01月05日

自分の意志で生まれてきたとすると #1132

第1132回の今回は
自分の意志で生まれてきたとすると
というテーマでお送りします。



選択と集中を感情的に拒否する人が多い。
選択と集中は、捨てることが前提となる。
ここに感情的に反発するように思える。

なぜだろう。

そもそもの話をしたい。

自分は、自分の意志でこの世に生まれてきた。

この両親の下に生まれたら、

こんな遺伝子を受け継ぎ、

こういう環境を持つことを想定して、

生まれてきた。

このように考えてみたらどうだろうか。



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2023年12月29日

高慢さ怠惰さ、そして学ぶこと #1131

第1131回の今回は
高慢さ怠惰さ、そして学ぶこと
というテーマでお送りします。



何故、人は学ばなくてはならないのだろうか。

高慢で怠惰な自分と向き合って、それらを克服するために学ぶのです。

学ぶとは先人に対する敬意を養うことでもあります。

高慢や怠惰は、敬意にその席を譲るからです。

だから、人は学ばなければなりません。

学ばなければ、高慢と怠惰に支配されるからです。

先人に対する敬意を持てないからです。

高慢と怠惰に支配されて、敬意を持てない人の人生がどれほど不幸なものであるかは

想像に難くないでしょう。

不幸な人生を子供たちに歩ませてはならないから

学ぶことを教えなくてはならないのです。

子どもたちには幸せな人生を生きていってもらうため、

学ぶことを通して、自分の高慢さと怠惰を克服していってほしいと心から願っています。

再生時間は6分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年12月15日

突き抜けろ #1129

第1129回の今回は
突き抜けろ
というテーマでお送りします。



私は、生徒に言う。
お前たち、突き抜けるんだ。

何のために勉強するんだ。
それは、突き抜けるためだ。
突き抜けて、突き抜けて天までも尽き抜けろ。

奇をてらったことは必要ない。

腰を入れて座りなさい。
丁寧に字を書きなさい。
わからないことがあったらすぐに辞書をひきなさい。
それを、すぐにノートに写しなさい。
先生の話は集中して聞き、すべてをノートにしなさい。
図を描きなさい。
問題に書かれている情報を整理しなさい。
できない問題はカードに書いて、肌身離さず持っていなさい。
覚えるべきことは正確に記憶して、即座に想起できるようにしなさい。
解けなかった問題は、何度も何度も解き直しなさい。
英語、古文、漢文の教科書は暗記してしまうまで、何度も音読しなさい。

選択し、集中しなさい。

勉強に真剣に向き合いなさい。
誰よりも勤勉でありなさい。

当たり前のことを当たり前に実践して、

突き抜けよ。

突き抜けて、突き抜けて、天をも突き抜けよ。


再生時間は8分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年12月01日

嫌いだと思うからこそ、それを断固やる #1127

第1127回の今回は
嫌いだと思うからこそ、それを断固やる
というテーマでお送りします。



「嫌いなことを進んでやりなさい」と生徒によく言います。

「脳神経細胞がないから嫌いなんで、やっているうちに脳神経細胞と
そのネットワークが形成されて、違った世界がみえるから」
と付け加えます。

何も経験のないことに、好きだ、嫌いだということほど無意味なことはありません。

経験もろくにしていないことに対して、評価を下すのは万能感のなせる業。
好きだ、嫌いだに根拠はありません。

嫌いだからやらないではなくて、嫌いだからこそ毎日やるのです。

嫌いだからやらないと、大きなチャンスを逃します。
より大きな、自由な世界に羽ばたくためには、
どうしても必要な事なのです。

嫌いだからやらないは、子どもの心が使う常套語句。
嫌いだからやるというのが、大人がとるべき行動なのです。

行動を変えれば、脳の神経ネットワークが進歩するので、
世界の見え方が全く変わってきます。


まったく新しい人生を生きることになります。

これが、成長です。

そして、大人の心がますます、強く大きくなっていきます。

自分の傷に塩を思いっきり塗りたくっるように、嫌いな事に挑んでください。

再生時間は6分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年11月24日

型にはめることを恐れない #1126

第1126回の今回は
型にはめることを恐れない
というテーマでお送りします。



バレエ教師は、訓練の過程で、
生徒の癖を徹底的にそぎ落としていくという。
演舞者は、自分の癖をそぎ落とした極限で、美を創造できる。

武道家は、古から伝わった型を徹底的に繰り返す。
そうやって極意に達し、人間業とは思えないほどの超絶的な強さを発揮する。

癖を取るのも、型を学ぶのも、
どちらも万能感を認識し、手放すことを強制する。

大人の心を育てることになる。

勉強、受験勉強も全く同じこと。

先生の言う通りやってみること。

徹底的に真似してみること。

アルキメデスは紀元前3世紀の人。
彼が、極限の概念を人類史上初めて認識した一人だが、
アルキメデスの生きていた時代から2000年以上の時間がたっている。
数学という学問はそれほど、歴史がある学問なのだ。
その歴史を踏まえて、学んでいかなくてはならない。

学ぶことによって、万能感から自由になり、大人の心を持てるようになる。

これは、数学だけではない。あらゆる学問で、同じことが言える。
人は、古からの積み重ねを学ぶことで、先人に対する敬意を養い、
万能感を排除して、大人になっていく。
その結果、真のオリジナルを創造できるのだ。

=================
再生時間は7分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年11月17日

王様から普通の人へ #1125

第1125回の今回は
王様から普通の人へ
というテーマでお送りします。




小学校3年生K君のお母様(A子さん)に次のようなお話をいたしました。
K君には弟さんがいます。


よくご存じなことだと思うのですが、大切な事なのでお話しさせていただきます。
弟さんが生まれるまでは、両親の注目はすべてご長男であるK君に向かっています。

K君はこの状況を
自分が王様で、ご両親は自分の奴隷だから両親は自分の言うことを何でも聞いてくれて
当たり前なのだと解釈しています。

その結果、自分では何もしなくていいのだと考えています。
自分が何かやるのはおかしいことで、自分に何かをさせようとするひとには罰を与えなくては
ならないと考えます。

しかし、弟さんが生まれた途端、両親のご注意は全部弟さんに向かいます。
そうすると、K君は王様の地位を奪われたと考え、なんとかその地位を取り戻そうとします。

それで、K君はどうするでしょうか。

K君は、自分を弱くするという戦略を取ります。

病気になったり、勉強をしなかったり、弱くすると、お母さんの注目が自分に集まるからです。

このままの状態を放置すると、
どんどん弱くなります。

勉強もしません。
自分で何かをすることはおかしいことだからです。
勉強は、周りの人がやってくれるものだからです。

勉強をしないと、勉強はどんどんできなくなります。
学校にもついていけなくなります。
そうすると、それをお母さん心配してくれます。

あるいは、お母さんは怒って、沢山沢山K君を叱ります。

叱られることも、母親の注意を集めている証拠ですから、
叱られれば叱られるほど、K君にとっては勝利を意味します。

ますます、何もしなくなってきます。

このようなメカニズムがあります。
では、どうしたらいいのでしょうか。

再生時間は11分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年11月10日

周りが全部教えてくれる #1124

第1124回の今回は
周りが全部教えてくれる
というテーマでお送りします。



私と生徒(小6女子)との会話。

私 「なんで土曜日、日曜日に勉強できなかったの」
生徒「お友達とずっと遊んでなかったんで、お友達に誘われたんです。
   それで、遊ぶ約束をしたんです」

反応その1 それくらいいいじゃない。受験のためにお友達とあそべないなんてかわいそう
反応その2 正しい思考法を教えるチャンス。

私は、反応2の立場から接します。
自立が教育の目的だからです。

私「あなたは本当に合格したいのですか」
生徒「はい、絶対合格したいです」
私「なぜその子が、遊ぼうって誘ってくれたのかわかる」
生徒「ただ、遊びたいからじゃないですか、ずっと遊んでなかったし」
私「それはね、あなたが本当に合格したいのかはっきりさせたいために、
  友達を通して質問したの。あなた自身がね」

こんなふうに考えると、人生で起こることのとらえ方が根底から変わってくる。

再生時間は7分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年11月03日

勉強をしなくてはいけないのはなぜか #1123

第1123回の今回は
勉強をしなくてはいけないのはなぜか
というテーマでお送りします。



勉強は、しなくてはなりません。
子どもには、何をおいても勉強をさせなくてはなりません。
泣こうが、喚こうが勉強をさせたくてはなりません。

何故でしょうか。

自立するためです。

自立を言い換えれば、社会で責任を負えるようになるためです。
社会でしっかりと責任を負って、自分の人生を生きて欲しいからです。
責任を負うには知識が必要です。
責任を負うとは、正しい判断ができるということです。
十分な知識なくて正しい判断はできません。
知識を身に着けるには、意識的・長期間にわたる努力が必要とされます。

社会に出て責任ある仕事につくからこそ、収入があるのだということを
早くから教え込まなくてなりません。
得たお金をよりよく循環させる役目があることも教えなくてはなりません。
そうやって、皆が責任を負うことで国が成り立っていることを教えなくてはなりません。

そのためにも知識が必要です。
いずれにせよ、勉強しなくては話が始まりません。

子どもは欲張りです。
なんの責任も持ちたくないけれど、自分の欲しいものは何でも手に入れたい。

どんなものでも何の代償も払わなくても、手に入れられるものだと思っています。
これが子どもの心です。

これを否定して、直さなくてはなりません。
これがこそが真の教育です。

教育の最終的な目標は、
「真の教育を自分自身が自分自身に施せるようになること」ことです。


My Gift

What can I give Him
Poor as I am;

If I were a shepherd,
I would give Him a lamb.

If I were a wise man,
I would do my part.

But what can I give Him?
I will give my heart.

ー Christina Rossetti

再生時間は11分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年10月27日

真の目標に出会うためには #1122

第1122回の今回は
真の目標に出会うためには
というテーマでお送りします。




「これをやり遂げるために私は生まれてきたんだ」
と思えるような目標に出会いたいですか。
人生における真の目的に出会うためには、
どうしたらいいでしょうか。

まず、してはいけないこと。
それは、真の目的を探そうとしないこと。
時間の無駄だからです。
ここで迷って時間を無駄にしてはいけません。

しなくてはいけないことは、
なんでもいいので、思いつくものを目標にしましょう。
毎朝5時に起きて勉強できるようになる。
チャートの積分計算が全部できるようになる。
簡単な資格を取る。

いろいろ思いつくはずです。

よく、文系か理系かで迷う人がいますが、
とりあえず決めて、
貫き、受験で結果を出してしまいましょう。
そして、入学して、最優秀の成績で卒業しましょう。

文系、理系の学部2つを卒業している人など数えきれないほどいます。

迷いは鬼。迷えば迷うほどチャンスを失います。

適性を考えてはいけません。そんなことで迷ってはいけません。
どんな分野でも成功しようと思えばあらゆることが必要だからです。
人はいくらでも変われるからです。

大学は、2つでも3つでも行っていいですし、
昔やったことは必ず役に立ちます。

そんなつもりで、進んでいくんです。
どんどん進んでいくと、必要な経験が積み重なって、
必要な出会いが繰り返させて、
やがて、真の目的に出会えるでしょう。

そのとき、いままでやってきたことがすべて役に立つことに驚くでしょう。

これこそ人生の真実です。
生きる極意です。

もし、文系か理系か、受験する大学、学部が決まらない人は、
私の所に来てください。
私が決めて差し上げます。
もちろん、私が提示する目標を盲信して、猛進できるという覚悟のある方に限ります。
是非いらしてください。


再生時間は6分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年10月20日

人と違うことを進んでやる #1121

第1121回の今回は
人と違うことを進んでやる
というテーマでお送りします。




今までもそうであったけれど、

これからもっともっと大切になること、これについて話をしたい。

子どもたちを指導していて、

どうしても先取り学習ができない子がいる。

できないというのは、能力の問題ではなくて、

同級生と違うことをやることに

大きな抵抗を感じることが根本にあって、

これが障害になって

同級生より早いペースで勉強することができなくなっています。

同級生と違うことをすることに罪悪感すら感じているのです。

先取り学習を提唱する私は、彼らにとっては、

罪を犯すことをすすめる大悪人に思えるわけです。

そして、大悪人は成敗しなくてならないと思うわけです。

私の言うことなど聞く耳を持ちません。

だから、先取り学習が一向に進まず、

そうこうしているうちに、学校の進度にも後れを取ってしまいます。

一度遅れをとってしまうと、それを取り返すのはとても

大きなエネルギーを要します。

同じことを身に着けるのに、遅れを取り戻すための勉強は、先取り学習の数十倍の

エネルギーが必要です。それは、遅れてしまったということからくる焦り、

次のテストで赤点を取ったらどうしようというプレッシャー、

同級生に馬鹿にされたくないという見栄などものもろもろのことが積み重なって、

それをはねのけて勉強しなくてはならないからです。

先取り学習をしていれば、定期テストの点数を心配することなど一切なく、

たのしく学校に通えるのに。

10人いたら10人とも違うわけで、

それが同じことをするというのが、

そもそもおかしいのです。

そもそもおかしいことが強制力を発揮して、

生徒の人生を縛っていきます。

この強制力は無言で、生徒手帳に記載があるわけではありませんが、

その力は異常といっていいほど強力です。

ですから、かなり早い時期から、この強制力に無関係に、自由に生きることを

教えなくてはなりません。

ここで、AIに依存することの危険を考えます。

AIは、仮説を立て、

その仮説を検証するために実験系を構成し、

実際に実験を行ない、

仮説が正しいかどうかを検証しません。

ネット上にある情報を集めているにすぎません。

人類の発展は、仮説を立てそれを実験し、検証することで

実現しました。

AIは、これとは真逆のことしかできません。

AIは、科学的思考法を実践できないため、真偽判定能力がないからです。

現状にある情報だけに依存するので、

人の考え方を固定化する方向にしか、その力を生かせないわけです。

結局、AIは皆同じでなくてはならないという強制力の手先にしかすぎません。

人類の思考や行動が固定以外許されなくなります。

そういう社会で、子どもたちにしてやれることは何でしょうか。


再生時間は9分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年10月13日

万能感を受けいれる #1120

第1120回の今回は
万能感を受けいれる
というテーマでお送りします。




万能感への理解を深めることは人生のキーポイントである。

私は、一生懸命黒板の前で説明する。

私 「ノートをとった」
生徒「いいえ」

見ると、机の上にノートはない。

私 「ノートをとらなくていいの」
生徒「大丈夫です。ノートとらなくてもできます」
私 「じゃ、この問題やってみて。類題だからすぐできるでしょ」

しばらくたって。

私 「できた」
生徒「できません。わかりません」
私 「もういちど、やってみせるね」

何もせず、ただ見ているだけの生徒。

私 「ノートとった。なにか質問はないですか」
生徒「ノート取らなくても大丈夫です」
私 「じゃあ、この問題やってみて。類題だから」
生徒「できません。わかりません」
私 「もういちどやってみせるね」

立派に万能感を発揮している生徒さん。

私 「この大学を受験されてはどうでしょうか」
親 「うちの子にこんな難しい大学は絶対に無理です」
私 「お子さんの勉強進度、成績を考えると十分合格可能なんですが」
親 「絶対無理です。絶対に合格するわけありません」
私 「ご検討だけでもされてはいががでしょうか」
親 「絶対に受かりません。どうせ、5流大学しか受からないんです」
私 「ものすごく努力されていますよ」
親 「息子は馬鹿なんです。どうしようもない馬鹿なので、絶対に受かりません」

立派に万能感を発揮しているお母さん。

毎日、皆さんが万能感を発揮してくださる。

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2023年10月06日

勉強を進んでやる子を育てる #1119

第1119回の今回は
勉強を進んでやる子を育てる
というテーマでお送りします。




そもそもの話から始めます。

赤ちゃんは、一人では何もできません。

周りの大人の世話がなければ、生きていけません。

オギャーと泣けば、何が欲しいのかなと親がいろいろと考えて、

何くれとなく世話をしてくれます。

ある程度大きくなっても、親がいないと生きていけないということには

変わりありません。

ここで、子どもにある信念が芽生え、定着します。

それは、自分は王様で両親は自分の奴隷である、という信念です。

そういう信念が生まれ、定着していきます。

大人が考えれば、それは勘違いの何物でもないのですが、

子どもは、この考えを毎日強化していきます。

なぜなら、親がなんでもやってくれるからです。

そして、この間違った信念をさらにさらに強固にしていきます。

自分は王様、自分のまわりの全ては自分の奴隷。

自分の身の回りの大人だけでなく、社会全体が自分の奴隷と考えるようになります。

こんなふうにして幼児的万能感は肥大して、その子を支配してきます。

自分は、何もしなくても許される特別な存在なのだと、ますます、この勘違いを強固なものにしていきます。

これは、幼児的万能感がどのように形成されていくのかというお話です。

幼児的万能感に支配されていれば、勉強などしなくてもいいという結論に当然なります。

自分は、特別な存在だと思っているからです。

このメカニズムを知ると、子どもに教えるべきことが分かってきます。

自分は当たり前の普通のありふれた存在なのだということです。

このことを教え込まなくてはなりません。

後天的に形成された信念は、後天的に治すしかありません。

つまり、躾をしなくてはならないということです。

躾の目的は、「普通の当たり前の人だから、精一杯努力しよう」
と思えるようになることです。

こんなふうに思えるようになるように躾をして、
導いていく必要があるのです。



再生時間は9分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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2023年09月22日

規律ある生活こそ最高のプレゼント #1117

第1117回の今回は
規律ある生活こそ最高のプレゼント
というテーマでお送りします。



親が子供に出来る最大の貢献は、

規則正しい生活を作ること。

いつ起きるのか、

いつ食事をするのか、

いつ勉強するのか、

いつお風呂に入るのか、

いつ床につくのか。

このような当たり前の事柄が、

毎日決まった時間に始まり、

決まった時間に終わること。

これを作り上げていってほしい。

この決まりきった生活パターンの上に、

人生が築かれていく。

規則正しい生活がなくて、受験の結果を求めるのは、

あるいは人生の成功や幸せを求めるのは、

砂上に楼閣を作ろうとするのと同じこと。


再生時間は4分です。ぜひ聴いてみて下さい。
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2023年09月15日

私は応援団長 #1116

第1116回の今回は
私は応援団長
というテーマでお送りします。



私は応援団

自立を応援する応援団

すばらしい人生を築く応援団

この子は素晴らしいという確信はゆるぎない。

親がどう思おうと、学校の教師がどう思おうとも、
私には全く関係がない。

わたしは、この子の可能性を知っているので、
教えるべきことをきちんと教えようと思っている。

では、教えるべきこととは何だろうか。

わたしはこのことを何十年も自問自答してきた。

それをお話します。


<参考文献> 日出づる国の民 哲学論文評論集 /佐々木寛著 新風舎
https://www.amazon.co.jp/dp/4797449551

再生時間は12分半です。ぜひ聴いてみて下さい。
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2023年09月08日

子どもと取引しない #1115

第1115回の今回は
子どもと取引しない
というテーマでお送りします。



親が子どもに絶対してはいけないことがある。

その中でも、一番注意しなくてはならないのが、
子どもと取引すること。

合格したから○○を買ってあげる。

模試で○○点取ったら○○を買ってあげる。

こういうことは絶対してはいけない。

何故かと言うと、勉強が当たり前のことでなくなるからだ。

食事するのが当たり前のように、
食後は歯を磨くのが当たり前のように、

勉強することは当たり前のことなのだという意識を家族全員で
共有することがとても重要なのだ。

子どもたちには、一生涯にわたって毎日当たり前に学び続けて、
幸せな人生を創って欲しいと心から思う。


再生時間は7分です。ぜひ聴いてみて下さい。
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