2025年04月25日

なぜ勉強が止まってしまって、進まないのか #1200

第1200回の今回は
なぜ勉強が止まってしまって、進まないのか
というテーマでお送りします。


勉強をしないというよりも、
まったくブレーキがかかってしまって、
一切進まない状態になっている生徒がいる。
手を変え品を変え、いろいろな手を打ってはみるけれど、
結果ははかばかしくない。

この現象が起こる理由を単にやる気がないせいだ決めつけるのではなく、
何か不都合なことがあるから、
自分で、自分の勉強にブレーキをかけているのでないかいう仮説を
立てたらどうだろうか。

結論から言えば、
この状態は、思考に支配されている状態と言える。

思考とは何か。

落ちたらどうしよう。
勉強しても合格しなかったらどうしよう。
それだったら、勉強することは無駄じゃないか。
勉強を一生懸命しても合格しなかったら、恥ずかしい。
勉強しないで合格しないなら、
勉強しなかったから不合格だったと言い訳できるけれど、
勉強して合格しなかったら、
単に自分が馬鹿だということを証明しているだけだから、
それなら、
初めから勉強しないほうがいい。

合格しなかったら、友だちから見捨てられる。
合格しなかったら、親に見捨てられる。
見捨てられたら、
自分が無能であることが証明されてしまったら、
もう生きていくことができない。
無能な私は、どうやって生きて行ったらいいのだろう。
こうやって勉強しない日々が過ぎていく。

試験はどんどん近づいてくる。
ますます、勉強が手につかない。
どうしよう、どうしようと、言っている間に、もっと試験が近づいてくる。
落ちたらどうしよう。
落ちたら恥ずかしい。
落ちたら無様だ。
落ちたら、すべての人に見捨てられる。

こうやって永遠に思考が連続し、拡大、拡散していく。

思考に自分が支配されている!
思考は自分自身の道具に過ぎないのに、
思考に支配されてしまっている。
思考は、あなた自身ではなく、
あなた自身の道具なのだ。
そう思うことで、自分自身の道具として、思考を使いこなすことができる。

絶対合格!

再生時間は6分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾

続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月07日

すぐやる #1189

第1189回の今回は

すぐやる

というテーマでお送りします。


中学受験の合格発表を確認したら、
すぐに勉強を始めること。
大学受験に向かっての勉強をすぐに始めること。

正しいスタートを切るために、
親が学習に対して正しい理解を持つ必要がある。
理解して欲しいことは多数あるが、
先取り学習が大切だということをまず、理解して欲しい。

具体的には、高校入学前に、中高の学習内容は終わっていること。
生徒はこれを目標に学習して欲しい。

数学に関しては、以下の本を入学式前には、終わること。
英語について。
特に保護者の理解が重要になる。
あまりにもいい加減な情報が広く流布していてからだ。
保護者の方には、子どもに間違った意味のない努力をさせたいために、
以下の本の熟読をお願いしたい。
その上で、私が言いたいのは、いまの教育課程は、日本語蔑視という思想で貫かれている。
これを推し進めれば、日本人から思考力、創造力が奪われてしまう。
何のための教育なのだろうか。大人なら、強い危機感をもって、このような問いかけをすべきだ。

具体的な話に入る。次の3つのことに取り組んで欲しい。
1.筆記体で英語が書けること。
2.発音記号を見て、正しい発音ができるようになること。
3.parsing (構文解析)の入門。

2.に関しては、
3.に関しては、
を手始めに学習して欲しい。
薬袋先生の本は沢山でているが、全て購入し勉強すべきだ。

付け加えるが、紙の辞書を複数購入して、辞書を引くこと、
辞書を読むことに慣れること。
電子辞書で済ますなど論外。

絶対合格!

再生時間は13分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾

験塾・進学塾

続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月31日

言語を正確に使う #1188

第1188回の今回は
言語を正確に使う
というテーマでお送りします。


1. 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。
2. 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。

憲法6条は、中学入試にもよく取り上げられます。
指名と任命の意味内容を理解していないと正解に達しないような問題が作られているのですが、
指名と任命の意味内容を正確に理解しただけでは、十分ではありません。

この文は、以下のように理解する必要があります。
1. 内閣総理大臣を指名するのは国会で、任命するのは天皇。
2. 最高裁判所長官を指名するのは内閣で、任命するのは天皇。

このように情報を整理しないと、問題は解けません。
これは、非常に教訓的です。

1. 正しく言葉をつかえること。
2. 情報を整理すること。
学習にはこの二つが必要なことを教えてくれます。
どちらも言語の操作能力が基礎になっています。
では、こうした能力はどうしたら身につくのか。

子どもは、言語を両親を通して学びます。
両親が、正しい言葉を使っていることが決定的に重要です。
正確に使えるとは、以下の3点が満たされていることをが必要になります。
1. 主語と述語
2. 修飾と被修飾
3. 順接と逆接

その上で、単語の語義が論理構造に矛盾せず、合理的であるかどうか。
子どもの前で、自分が普段話す言葉がこのような観点から、
妥当であるのか。
省みる必要があります。

つまり、言葉を正確に使いこなせることが、学力そのものだということです。
個々の事象を抽象化し、さらに抽象化した諸概念を演繹して、
新たな事実を発見したり、さらなる抽象化を推し進めるのが学問。
帰納と演繹を繰り返していくわけですが、
この営みは、言語によって支えられている。

結局のところ、入学試験において、
言語を正しく使えるかどうかが試されているといってよい。

絶対合格!

再生時間は6分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾

続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月17日

記憶することから学習は始まる #1186

第1186回の今回は
記憶することから学習は始まる
というテーマでお送りします。


結果を出す生徒と、結果がなかなか出ない生徒の差は、
記憶をするか、記憶をしないか
にかかっている。

勉強は、記憶することから始まるのだ。

だから、親は、記憶を軽視することを子どもに言ってはいけない。
「記憶より思考力が大切だ」と言ったりしてはいけない。
思考は、基礎事項を完璧に記憶することで可能になる。
思考力、創造力を育てようと思ったら、
まず、正確に記憶することを子どもに勧めて欲しい。

受験に成功する秘訣は、
「覚えるべきことを正確に覚える」
ことである。

科目によって覚えるべきことは変わってくるが、
覚えるべきことを正確に覚えていなくて、
勉強はできないし、
勉強の効率を上げることはできない。
思考も、理解を深めることもできない。
結果がなかなか出ない生徒は、
覚えるべきことを正確に覚えることに、真摯に向き合えていない。
チャランポランなのだ。
なぜか。

親が、記憶することを重要なことだと認識しておらず、
「記憶なんてしなくても大丈夫」というメッセージを子どもに始終発してるからだ。しかも、さしたる自覚なしに。
親は、子どもに「覚えるべきことを正確に覚える」ことを奨励することを徹底して欲しい。
こころから思う。

絶対合格!

再生時間は6分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾

続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月15日

勉強にはコツがある その7 国語編 #1177

第1177回の今回は
勉強にはコツがある その7 国語編
というテーマでお送りします。



まず、国文法の大切さについて書く。
我々は、国文法の学習を通して、生まれて初めて、言語をメタで認識することを学ぶ。
言語をメタで認識することは抽象度が高く、かつ、国文法は対象が母国語であるため、母国語話者としてはかなりのレベルに達している生徒が、その効用を日常生活で感じることはまずない。

この二つが原因となって、国文法の勉強は軽視、敬遠されがちだ。
とくに口語文法は、古典文法に比べて必要を感じることがより少ないため、
口語文法の指導と習得を困難にしている。

だからといって、これらの事情と国文法の重要さとは何の関係もない。
文意を正確にとらえるためには、国文法が不可欠である。
主語ー述語、修飾ー被修飾の関係が明確でなくて、どうして文意を正確に特定でるきだろうか。
重文、複文などを認識できるからこそ、複雑な文構造から、文意を特定できる。
国語の問題を解くためには、問題文を一字一句正確に読解できることが前提となる。
この前提条件を満たすためには、国文法の知識を使って、
レンズで対象物を拡大するがごとく、文意を正確にとらえなくてはならない。

もう一つ大切な事がある。
それは読書である。
大学入試でなぜ、国語の試験があるかを考えてみるとその重要さがわかる。
そもそも、国語の試験は、古文、漢文も含めて、何を試そうとしているのか。
国語の運用力とある水準以上の背景知識の有無が問われているのだ。
大学入試の国語の問題文をテクニックだけで読み解くことはできない。
ある一定水準の背景知識を咀嚼していることが求められる。
大学教育を受けるには、一般常識以上の教養が必要だからだ。
この背景知識を得るのに最も有効なのが読書である。
もちろん読書は、読み書きの力も養ってくれる。
文章作成能力と読書量は比例すると考えてよい。
特に記述式問題の解答作成には、問題文の言っていることを抽象化しなくてなならない。
単に国語の運用力以上の能力を求められているから尚更だ。
物事を抽象化して表現する能力も読書は養ってくれる。

読書の大切さをお話しすると、必ず受ける質問がある。
「どういう本を読んだらいいでしょうか」
この質問に答えるのはかなり難しい。
この質問に真剣に答えようとするとき、いつも思い浮かぶのは紀貫之の書いた古今集の仮名序である。はたしてこれを超える文章があるのだろうか。

中学生以下なら、濫読を勧めるが、これだけだと、すごく不親切でもある。
中学生までに濫読の時期を持ってほしいのだが、この世に善人も悪人もいるように、良書も悪書もあるからだ。
善人の顔をして、悪事を働く人もいるように、良書のふりをして、そのじつ稀代の悪書という本も多い。悪書に染まると、その影響は甚大で、個人の人生のみならず、国家をも破滅させるほどの力がある。そういう悪書を識者と思われる人々が勧める場合も多い。だから注意をしなくてはならないのだ。人生を歩むうえで、悪人とかかわらないというのは重要な処世術だが、読書にも同じことが言える。それだけ、難しい。

谷沢永一著「自作自注最終版 紙つぶて」文藝春秋社版
https://amzn.asia/d/5U1kUk3
は読書のいいガイドになってくれる。
これを乗り越える気概を持って読書に励んで欲しい。

最後に、問題演習について書く。
国語の得点力の向上に問題演習は不可欠だ。
志望校の過去問を使って、以下のことをできるだけ早期に始めて欲しい。
1. 選択肢を選ぶ問題なら、一つ一つの選択肢の正誤の根拠を明確にして、書き出す。
2. 記述式問題なら、解答に書くべき事項を特定して、書き出す。
3. これに基いて、実際に答案を作成する。
すべての選択肢、設問に対して、根拠を明確にすることを愚直に行ってほしい。
これだけで、得点力はみるみる上がっていく。

絶対合格!

再生時間は11分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾

続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月01日

勉強にはコツがある その5 物理編 #1175

第1175回の今回は
勉強にはコツがある その5 物理編
というテーマでお送りします。



現代人が何が何でも勉強しなくてはならない科目が物理。
現代人にとって、物理を勉強しないという選択肢はありません。

物理学の思想や手法が基礎となって、われわれが享受している文明を創っているからです。
AIとか深層学習とかいう言葉が乱れ飛んでいますが、
もちろん基礎は物理学です。

物理学は現代文明の基礎を提供しただけでなく、
社会科学、人文科学にも大きな影響を与えました。
物理学の影響の及ばない分野を探すことは不可能です。
だから、現代人は物理を勉強しなければならないのです。

この大切な物理を勉強するにはコツがあります。
まずしていただきたいことは、物理を勉強する前に、微分積分を勉強してしまうことです。

物理の問題を解くことは、2階の微分方程式を解くことを意味します。
物理を分かるためには、微分積分にある程度熟達する必要があります。
数学UB、VCの教科書や参考書でもいいのですが、

ここでは、より高度な学習の手掛かりになる書籍を5冊紹介します。
いづれも大学生向けの図書ですが、中高生にこそ是非手に取ってほしい書籍です。
このレベルの微積分を早い時期に手の内に入れてしまうことは
計り知れないほど大きな利益をもたらします。

1. ヴィジュアルガイド物理数学 1変数の微積分と常微分方程式 前野昌弘著 東京図書
https://amzn.asia/d/6fZVVBe
2. ヴィジュアルガイド物理数学 多変数関数と偏微分 前野昌弘著 東京図書
https://amzn.asia/d/h86RUbl
3. キーポイント 微分積分 川村清著 岩波書店
https://amzn.asia/d/h7ketZa
4. キーポイント 多変数の微分積分 小形正男 岩波書店
https://amzn.asia/d/21YzWOM
5. 微分と積分 その思想と方法 遠山啓著 ちくま学芸文庫
https://amzn.asia/d/4lcday4

微分積分ができるようになったら物理の勉強に入りましょう。
ここで大切な注意があります。
中学高校の物理の教科書は読まないこと。
残念なことですが、無用の混乱を招く記述になっているからです。

物理は、教科書が使えません。教科書を使ってはいけません。
中高の課程では、微分積分を前提として物理を展開しないため、どうしても無理が生じます。
微分積分なしに物理を記述できません。
微分積分無しの物理はないのです。

だから、学校の授業を受けて、一生懸命勉強しているのにさっぱりわからないと嘆くようになるのは当たり前のことなのです。
そこで、学校の教科書ではなくて、次の本を勉強しましょう。

親切な物理 上・下 渡辺久夫著 復刊ドットコム(正林書院)

この本を絶対手に入れて欲しい。
正確さと親切さにおいてこれ以上本はありません。
この本を信頼して、とことん付き合ってください。
最短距離で物理の神髄をマスターすることができます。

第I編 力学 第2章 §2 一直線上の力のつり合い
のところは特に丁寧に読んで咀嚼してください。
この部分は物理の根幹といえますが、これほど丁寧に分かりやすく書かれた本はどこにもありません。
だからこそ、特に丁寧に読んで欲しいのです。
物理がよくわかるように、よくできるようになります。

それから、問題は、問題文を丁寧に読んだら、解答をすぐに丁寧に読んでください。問題文を読むとき、情報を整理するために、図やグラフを書きながら読んでください。解答を読むときも図やグラフを書き、式変形をしっかり追跡しながら読んでください。(小説を読むのとは決定的に違います)

特に問題を解く時、「物理は手順である」という視点をもって勉強することが大切です。
分野によって違いはありますが、どういう手順で現象を解析していくのかと、手順に注目して整理しながら勉強すると解答能力が上がっていきます。
知識と技術を手順として整理するのです。
問題文を読んだら、まず何をするのか、次に何をするのか。
これを整理していってください。

そして、最後に、物理を勉強していくと次のことがわかってきます。
それは、物理は実験科学だということです。
物理は数学で記述されますが、あくまでも物理においては数学は便利な道具に過ぎません。
物理を発展させてきたのは、実験です。

マイケル・ファラデーは「徹頭徹尾の実験家」と言われますが、
マイケル・ファラデーこそ真の物理学者です。
マイケル・ファラデーの伝記を読まれると向学の志を大いに鼓舞されると思います。
物理は素晴らしい、文句なく、とにかく面白い。
理屈抜きに面白いという科目が物理です。
一度できるようになれば、満点も狙える科目です。
是非、安心して物理に魅了されてください。
思う存分物理を楽しんでください。

絶対合格!

再生時間は15分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月25日

勉強にはコツがある その4 英語編A #1174

第1174回の今回は
勉強にはコツがある その4 英語編A
というテーマでお送りします。



前回、「英語は100%暗記である」こと受入れ、実践することに言及した。
このことは大切なので、補足しておく。

結論を言えば、このことを完全に受け入れて、実践しないと、英語はできるようにならない。
逆に、受け入れて、実践すれば、爆発的にできるようになる。
だから、是非、受け入れて結果を出して欲しい。
切に願う。

もうすこし具体的な話をする。

英文を暗記する。
一文でも多く、英文を暗記すること。
暗記している英文の量と英語力は比例する。

手始めに、学校で使う英語のテキストから始めたらどうだろうか。
あるいは学校で配布された文法の参考書の例文を全部、暗記してしまうのだ。

ここで、復文法を紹介したい。
復文法とは、英文を日本語に訳し、
それを再び、英語に訳すという勉強法のことだ。
多くの英語の達人がこの方法で英語力を磨いてきた。
効果の高さから言うと、この復文法で英語を勉強しないという選択肢は存在しない。

英語と日本語を往復することによって、
言語感覚と言うべきものが発達してくる。
言語に対するセンスが発達してくるのだ。

英語の表現や英文の構造とそれに対応する日本語が複合されて頭の底に刻み込まれる。

復文法は、英語が頭に刻み込まれることを実感できる唯一の勉強法であると私は、確信する。

英語が頭に刻み込まれるとどうなるか。
正しく的確で自然な英文を当たり前のように生成できるようになるのだ。
と、同時に正しく深く英文の意味を了解できるようになるのだ。

だから、幾多の英語の達人たちが、復文法を実践し、後輩にも勧めてきたのだ。
効果がある、ないを議論している場合ではなくて、
復文法を実践して、外国語が頭に刻み込まれることを自分自身で体験して欲しい。

勉強が上手くいかない人は、勉強をやる前に本質的でないことを
考えている時間が長すぎる。
言われたら、即実践。
自分がなんで日本語を駆使できるか、その理由を考えるだけで十分のはずだ。

あなたが、日本語を熟達するにあたって、意識的、無意識的になしてきたことを思い出せばいい。
そうすれば、「英語は100%暗記」であることの妥当性や、復文法の有効性を疑う余地は全くないはずだ。
あとは、実践あるのみ。

◎補足◎
1. 東大の英語 要約問題 UNLIMITED[第2版] 教学社
https://amzn.asia/d/9wwZrjW
2. 東大の英語リスニング20カ年[第9版]  教学社
https://amzn.asia/d/07CxoQs

この2冊は、復文法を実践するのに非常に適したテキストです。
是非、すべての文章を復文法をつかって自分のモノにしてほしい。
そして、効果の高さを自分で体験してほしい。

絶対合格!

再生時間は11分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月18日

勉強にはコツがある その3 英語編 #1173

第1173回の今回は
勉強にはコツがある その3 英語編
というテーマでお送りします。


英語の学習にはコツがある。

「英語は100%記憶」
何よりもまずこのことを受けいれなくてはならないのだが、
その前提として、絶対に必要とされるものがある。

それは、観察力である。
観察力とは、めんどくさがらずに細部まで見定めようとする気力といってもいい。
なんとしても細部まで見定めたいという欲望といってもいい。
細部まで見定めた結果を「わかった!」という喜びに変えていく能力と言ってもいい。
何と言ってもいいが、
これがないと、正しく暗記することができない。

覚えようとする英文が目の前にあるとする。
その英文と和訳を読む。そのとき、
「なんでこういう意味になるのかよくわからないけれど、
まあ、だいたいこんなもんなんだろう」
「こんな細かいことまで確認する必要もない」
「だいたい合っているから十分だろう」
これでは、いつまでたってもできるようにならない。

一字一句を正確に読む。
規則性の乏しい英語の綴りを一文字一文字確認する。
一字一句、一文字一文字に集中して確認する。
日本語にはない冠詞、複数形には特に心を配る必要がある。

それに続いて、述語動詞が第何文型の動詞なのか。
時制はどうか。叙想法なのか叙実法なのか。
どれが目的語で、どれが補語なのか。
このthatは関係代名詞なのか、接続詞なのか。
関係代名詞なら、先行詞はなにか。
継続用法なのか、非継続用法なのか。

文法知識のすべてをつかって、確認していく必要がある。
これをしない限り、正確に覚えられない。

あやふやな、間違った知識をいくら頭に詰め込んでも、
それは、間違えといい加減さを増長するだけで、何の意味もない。
百害あって一利なし!

みなさんは、学校で単語テストとか、例文暗記テストとかを受けていると思う。
このテストを「絶対満点を取り続ける」という強い気持ちで準備し、
受験しなくてはならない。
こういうことを馬鹿にしてはいけない。
全力で取り組むのだ。
自分の中のいい加減さを退治するために、こういうテストを意識的に活用するしなくてはならない。
そうしないと学ぶことの喜びを味わえなくなってしまうから重要なのだ。

もちろん、小学生なら、漢字テストや計算テストがあると思う。
親は、こういうテストの準備を十二分にさせて、満点を取り続けさせなくてはならない。

もし、いい加減な点数を取り続けると、
学習到達の基準をどんどん下げていかなくてはならなくなる。
基本知識に絶対に抜けがあってはならないのだ。
もしあれば、学年が上がれば上がるほど、分からないことが増え、
学ぶ喜びを感じられなくなってしまう。
学習到達の基準を下げることは破壊的な意味を持つ。

神は細部に宿る。

このことを徹底的に教え込むのは、周りの大人の使命だ。
絶対合格!

再生時間は8分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月11日

勉強にはコツがある その2 数学編 #1172

第1172回の今回は
勉強にはコツがある そのA 数学編
というテーマでお送りします。



今回は、数学に焦点を当てる。
スクリーンショット 2024-10-09 192622.png

勉強をしていて、分かりずらいことや、覚えにくいところがあるのは当然。
だから、大切なことは、そこで放り出してしまうのではなくて、
繰り返りかえすこと。
ただ、それだけなので、悩んでいる暇があったら、繰り返しましょう。

例えば、こんな風に。
あなたは、解答書を書き始めました。
10行目でつまずきました。
そうしたら、ヒントなり、解答なり、公式なり、思いつくものをちらっと見て、
また、最初からやっていく。

今度は、15行目でつまずいてしまった。
そうしたら、また、関係すると思うものをチラッと見て、
最初から、やってみる。

10回もやれば、最後まで行きます。

ここで終わりじゃなくて、
重要な役割を果たした、技術、定理、公式などをノートにしておく。
特に、定理は証明してみる、公式は自分で導出してみる。
そうして、また、最初からやってみる。
最後までいったけど、まだ、あやふやだなと思うことがあったら、そこを、考える。
調べる。
そして、ノートしておく。
そして、また、最初からやってみる。

この過程で、より良い解答がみつかるかもしれない。
そうしたら、それもノートとしておく。

1題を仕上げるごとに、たしかな成長を感じるはず。
そうやって、1題1題、自分のものにしていく。

やっていることは、繰り返しているだけ。
ただ、その中で、発見や創造の喜びを感じられるはずだ。
それを、味わいつつ、勉強するというのが、最大のコツだとも言える。

そうして、勉強って楽しいな、と思える瞬間を味わえば味わうほど、成績も上がり、
入試の合格にどんどん近づいていきます。
自分が誇らしく感じられることでしょう。

それから、書き忘れたけれど、この一題にすべてがあると思ってやることも大切。
焦らず、目の前の1題に全力を尽くすこと。

そういう勉強をしよう。
絶対合格!


再生時間は9分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月04日

勉強にはコツがある その1 #1171

第1171回の今回は
勉強にはコツがある その@
というテーマでお送りします。



難しくて自分の手に負えないとおもったら。
それは嘘です。
単に、慣れていないことを、難しいと取り違えているだけだから。

本当に難しいことなら、人類のだれもやったことはないはずです。
難しいとはそういうことです。

あなたが、難しいと思うのがそういうことでないのなら、
例えば、大学受験の数学や物理や化学が難しくて、
自分の手に負えないと思うなら。
それは、嘘です。
単に慣れていないだけです。

慣れていないことを難しいと取り違え、だから自分にはできないと自分勝手に結論づけているだけです。

だから、勉強のコツの第一は、慣れることを意識して勉強することです。

では、どんなふうに慣れるか。

例えば英語なら、テキストの音声をテキストを見ながら何度か聴く。
その上で、辞書を引く。全部わからない単語の意味を調べるのではなくて、
気になった単語一つ二つを辞書で引く。その上で、テキストを見ながら音声を聴く。

そして、さらに気になった単語を辞書で引く。同じ単語を調べてもいい。
これをくりかえす。

有機化学なら、ベンゼン環をノートに写してみる。
プロモベンゼン、クロロベンゼン、ベンゼンスルホン酸、ニトロベンゼン、トルエンなど、次々にノートに写して、そのカタチを鑑賞する。

古文なら、教科書を音読する。まったく意味が分からなくてもいいので、何度も音読する。
そのうち、何か調べたくなったら、辞書や文法書や注釈書を調べる。
全部を調べないで、気になったところだけ調べる。そして音読する。

数学や物理なら、解答をノートに写す。何度も写す。
意味が分からないところがあったら、考えてもいいが、まず、写す。これを繰り返す。

こんなやりかたで、慣れていってほしい。なじんで欲しい。
今からでも遅くないから、是非やってみてほしい。


再生時間は11分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月19日

夏休みに送るメッセージ「迷わずただひたすら勉強しなさい」 #1160

第1160回の今回は
夏休みに送るメッセージ「迷わずただひたすら勉強しなさい」

というテーマでお送りします。



迷わず勉強しなさい。
ただひたすら勉強しなさい。

それは、受験勉強と言う限られた範囲の、
ある人にとっては点取りゲームだと揶揄され、
そして、それがある意味正しくても、
そんなことは、若い人にはどうでもいい。

ただ、勉強をしなさい。
ただ、ひたすら覚えなさい。
どんなに苦痛を感じても、ただひたすら机にかじりつきなさい。

そういう勉強の果てに何があるか、わからなくてもいい。
そういうことは考えなくていい。

ただひたすら、勉強しなさい。
一分一秒でも、惜しんで勉強しなさい。

あなたにとっての勉強とは、机にかじりつくことです。

どんな結果が出ようとも、それは自分で経験しなくてはわからないこと。

自分で経験するには、自分自身でやってみるしかありません。

スマホ、タブレット、ゲーム、漫画、友人、趣味、あらゆることをゴミ箱に捨てて、
机にかじりつきなさい。

あなたにとっての勉強は、余計なものが何もない部屋に閉じこもって、
一日中机にかじりつくことです。


再生時間は8分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月12日

勉強とは忘却と言う逆流を上ること #1159

第1159回の今回は
勉強とは忘却と言う逆流を上ること


というテーマでお送りします。



勉強とは、
忘却と言う逆流を上ること。

だから、何度も何度も同じことを繰り返す必要がある。

ただ、同じことを繰り返しても、繰り返すたびに新しい発見やより深い理解が
生まれていく。
それが、知識が深化していくプロセスだ。

短い間隔で繰り返すから、深化するのであって、
もし、その間隔が長いものであったら、深化は起こらず、
単なる想起をするだけになる。

では、学習の間隔を減らすにはどうすればいいか。
それは、単純に学習時間を長くするしかない。
ここは、腹をくくらなくてはならない。
腹をくくって死ぬ気で、勉強に狂わないと勉強は身にならない。
24時間、問題と向き合う覚悟が必要だ。

これは、若年から意識して訓練する必要がある。
青年になったからといって、それができるわけではない。

とにかく、腹をくくって、勉強時間を一分一秒でも多くすること。
がむしゃらに勉強をすること。

もし、成績を伸ばしたい、結果を出したい、
でも、まだ結果が出ていないという人は、
まず、自分の勉強時間を計測することから始めて欲しい。

特に若い時の勉強の多寡は、その人の人生を決める。
頑張って欲しい。

再生時間は6分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月28日

その生徒にとって最適な問題を解くことの重要さ #1157

第1157回の今回は
その生徒にとって最適な問題を解くことの重要さ

というテーマでお送りします。



適切な問題を解くこと。
自分の手で鉛筆をもって、
問題に思考を集中させること。
考え続けること。

これが勉強することである。

しかし、ここで問題がある。

適切な問題とはどんな問題のことを言うのであろうか。

東京大学を初めとする、一流と言われる大学の問題は、いい問題が多い。
多数の優秀な教官が時間と手間を注ぎ込んで作られているのがよくわかる。
入試問題は、日本が世界に誇る文化の一つだとも思う。

しかし、初学者がいきなりこのような問題に挑戦することも無謀であることも確かだ。
最初は公式をそのまま適応する問題や計算問題から解き始める必要がある。
公式の導出を何度も繰り返して、暗記してしまうことも必要だ。


何が言いたいかと言うと、
生徒の状況に合わせてやることが変わるということである。
小学校低学年で過度に難しい問題をやらせようとする親が後をたたない。
小学校低学年向けの問題だと、児童には難しくて手も足も出ない問題でも
大人にとっては簡単だからだ。

だから、子どもに過度な難問をやらせようとする親が非常に多くなる。

また、この需要を満たそうとする教育産業も多い。
教育産業にあおられて、子どもに過度な難問をやらせようとする親がますます増える。
このことの弊害は大きい。


過度に難しい問題をやらせると、子どもはどうなるか。

適当な答えを書くようになる。
当てずっぽうに、何も考えずに答えを書くようになる。
まわりの大人が業を煮やして、答えを教える。

こういうことを繰り返すと、どうなるか。

適当に思いついたことを答えることを繰り返して時間をやり過ごし、
大人が答えを教えてくれるまで待っていればいいのだと思うようになる。
思考することを放棄してもいいと思い込んでしまう。

さらにこれを繰り返すと、適当に間違ったことを答えているうちに、筋道立てて考えることが
出来なくなってしまう。思考が破壊されてしまうのだ。


再生時間は7分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月21日

プロセス重視がなぜ大切か #1156

第1156回の今回は
プロセス重視がなぜ大切か

というテーマでお送りします。



「今度のテストで80点以上とったら、ゲームを買ってあげる」

こういう取引を親は子供と絶対にしてならない。
子どもと親は対等ではないので、そもそも取引は成立しない。
子どもと取引をすることで、子どもが、親と対等であると誤解を増長させるので、
教育や躾が不可能になってしまう。

教育や躾を行うには、親に権威が必要で、子どもには権威を敬うことを
教えなくてはならない。だから、家庭にご仏壇や神棚をお祀りすることは教育に
とっては不可欠のものと言ってよい。

「いつでもお天道様が見ているから、悪いことはしてはだめだ」
「どんな時でも、お天道様が見ているから、陰日向なく全力で努力しなくてはらない」
「いつでも、どんなときでもお天道様が見守ってくださる」

という教えは、個人の能力を養い、発揮させる上でこれほど重要なことはない。

ここでは別の側面について話したい。

注目しなくてはならないのは「結果」ではなくて「プロセス」である。
ましてや、結果を評価することでもない。
結果を評価することほど無意味で有害なことはない。

ある高校生がいた。
定期試験で、数学は満点をとり、物理は零点だった。
母親に「二科目をあわせたらゼロよ」と言われたそうだ。
こうした言動はすべてを破壊する。


そもそもの話からする。
人は目前のことしか認識できないようになっている。
例えば、100万年前のことを考えてみる。
いつどこから猛獣が襲ってくるわからない。
いつどんなふうに天候が激変するわからない。
この食べ物を食べたら、次はいつ獲物が取れるかわからない。
だから、何をおいても、できるだけ早く獲物を狩らなくてはならない。

刻一刻と急激に変化する状況に、全力を集中させなくては生きていけなかったのだ。
長期的な事など考えられないし、考えることは即、死を意味していたのだ。
何年か先にある試験を目指して勉強することなど、人は、本来できないのだ。

瞬々刻々起こる予測不可能な緊急事態の連続に対応していくしか生きるすべはなかった。
これが、毎年初詣で神様に祈ったことが、実現しない理由なのだ。
習慣形成の大切さはわかっていても、良い習慣を身に着けることが難しい理由なのだ。

では、どうするか。

眼前のことしか集中できないという人の性質を逆手にとって、利用すればいい。


再生時間は7分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月14日

参考書・問題集は全部買いなさい ー正しい本との付き合い方 #1155

第1155回の今回は
参考書・問題集は全部買いなさい ー正しい本との付き合い方
というテーマでお送りします。



職業柄、書店の参考書売り場によく行きます。

そうすると、親子で参考書を選んでいる生徒、
家庭教師と一緒に参考書を選んでいる生徒、
スマホでアマゾンのレビューを読みながら選んでいる生徒、
友人同士でわいわいと相談しながら選んでいる生徒、
いろいろな生徒に出くわす。

どれも、時間の無駄だと思う。
こんなことをしている時間があったら、勉強したらいいのにと思う。

そして、「全部買え」と心の中でつぶやく。
親は全部買って、本棚にすぐ手に取れるようにして、保管しておけばよいのです。

なぜか。

絶対的にいい本というのはないからです。

ある人にとっては役に立っても、別の人にとっては役に立たない。
これは、当たり前のことです。

そして、本の良さは本屋ではわからず、使っているうちにわかってくるものだからです。

書店でいくら吟味しても、その良さはわかりません。
繰り返し、見て、読んで、調べて、その本の良さがだんだんにわかってくるのです。
そうやっているうちにあなたにとっての最高の本がわかるのです。

最高の本を見出した瞬間、合格はあなたのものになっているのです。

再生時間は4分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月01日

勉強は憧れからはじまる #1140

第1140回の今回は
勉強は憧れからはじまる
というテーマでお送りします。



勉強は憧れから始まる。

憧れこそ、勉強の原動力。

憧れがある人は強い。

あの人のようになりたい。

いまは、何の事だけかわからなくても、

ああいうことを勉強してみたい。

そういう素朴な憧れを大切に生きていってほしい。

私の恩師のお1人は、90歳近いけれど、春秋の学会で必ず講演される。

数学に憧れた一生はとても幸せだったとおっしゃっておられた。

憧れがあるから、学べる。

真っ暗闇を手探りで歩むようなことを続けていると、

まったくわからなかった憧れが、現実のものになっている。

なんて不思議な事なんだろうと思う。

そういう不思議をみんなに体験して欲しいと思って塾をやっている。


再生時間は10分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月23日

勉強は大切だよ #1139

第1139回の今回は
勉強は大切だよ
というテーマでお送りします。



勉強は大切だよ。

勉強を一生懸命しようね。

勉強には、正しいやり方があるからね。

勉強の正しい手順を学ぼうね。

そして、正しい手順んで学んでいこうね。

それを応用して、勉強をどんどん進めていこうね。

限界なんてないんだから、中学生が、複素関数論や関数解析学を勉強できるんだから。

こういう学問がこの文明を作っているんだからね。

学ばないってあり得ないよね。

もちろん、受験なんて一切心配ないよね。

どんな大学や、大学院でも楽々合格しちゃうよね。

うちの生徒の中には、中学生でも、大学院に合格しちゃうだろうなっていう子、いるよ。

楽々受験を突破してさらに広い世界を自分で開拓できるよね。

ましてや、学校の試験なんて、なんでもないよね。

それこそ、世界中から引く手あまた。

これこそが楽しい青春だよね。

試験の結果にびくびくして、宿題どうしようって不安で、授業中は先生のおっしゃることは

何にもわからくて、先生に指されたらどうしようって心配で。学校なんて本当につまらないよね。

部活やって、友達とわいわいやって、でも、それって逃避だよね。

将来のことも不安で仕方がないけれど、自棄になって遊んでいるだけ。

これでは、ちっとも人間として成長なんてしやしない。

でも、当然なんだ。

だって、勉強しなかったんだからね。

勉強をする人生と、勉強をしない人生って、こうまで違っちゃうんだ。

学生時代でさえこれだけの差があるんだから、大人になったらどれだけの

差になってしまうんだろう。

だからさ、勉強するんだよ。

だって、学生は仕事をしなくていいんだから。

だから、勉強するんだよ。

親は、子どもに徹底的に勉強させるんだよ。

子どもに幸せになって欲しければ、勉強させるんだ。



再生時間は10分半です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾



続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月29日

正しいノートの取り方を教え込む #1118

第1118回の今回は
正しいノートの取り方を教え込む
というテーマでお送りします。



ノートをとることを教えなくてはならない。

大人は、ノートを取るのが当たり前だと思っている。

先生が黒板に書いたことは全部ノートにうつし、

口頭での説明も細大漏らさずノートする。

これが当たり前だと思っている。

しかし、現実はそうではない。

黒板で教師が一生懸命説明しても、

これはとても大切だから、

と何度言っても、

何にもしない子が大半だ。

なんで君はノートをとらないのと尋ねると、

もうわかっているから自分は大丈夫です、という答えが返ってくる。

その中で、何人かは、ノートに書き始める生徒がいる。

教師が黒板に書いたこと、話したことを即ノートに書いている。

これだけで、その子の成績はわかる。

100パーセントわかる。

ノートを中途半端にとる子もいる。

黒板の一部だけをうつし、のこりはうつさない。

なんで、全部うつさないのか、と尋ねると、

ここは必要ないと思ったのでうつしませんでした、という答えが返ってくる。

また、ノートを間違ってとる子もいる。

先生こんなこと書きましたか、と尋ねると。

とても意外そうな顔をする。

もういちど、黒板を確認してご覧、とうながして、黒板を見ても

自分のノートの間違いに気づかない。

何度、確認するようにうながしても、間違いに気づかない。

まったく何もしない子もいる。

どうしたのと尋ねると、ノートを持っていません、と答える。

また、別の子は、数学も国語も理科も、落書きも、全部、一つのノートに書いている。

ノートというより雑記帳だ。

どこに何が書いてあるかわからない。

その中から、必要な情報を見つけ出すことができないし、

そもそも、その必要がわからない。

子どもとはそういうものだといって済ましてはならない。

ノートのとりかたで人生が決まる。

何故かと言うと、ノートを取らないのは万能感に支配されているから。

そして、自分の高慢さに気づいていないから。

正しいノートの取り方を教えなくてはならない。

ノートを取れるということは、

情報を正確に受け取り、整理する能力を身につけていることを意味するからだ。


再生時間は6分です。ぜひ聴いてみて下さい。

ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾

続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月01日

勉強の勘所 #1114

第1114回の今回は
勉強の勘所
というテーマでお送りします。



勉強には勘所がある。

勉強の勘所は

1. 覚えるべき基礎事項を覚える
2. 覚えたことを頭の中で反芻しながら、問題を考える

多くの場合、このことを意識するだけで成績はどんどん上がる。

覚えるためには、反復をすればいいだけ。

何度も唱えてもいいし、書いていい。

反復するだけで、覚えることができます。


再生時間は3分半です。ぜひ聴いてみて下さい。
続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月11日

算数・数学を中心として勉強する #1111

第1111回の今回は
算数・数学を中心として勉強する
というテーマでお送りします。



勉強を進めるうえで、大局観を持ち続けることは、

何をおいても重要なことだ。

小・中・高の勉強においては、

常に想起していなくてはならない大局観とは、

算数・数学に重点をおいて勉強を進めていくことである。

これに尽きるといってもいい。

勉強時間の9割以上を算数・数学に費やす時期があっても当然であるくらい、

算数・数学の勉強は重要である。

誰にとっても算数・数学に熟達するには多くの時間が必要となる。

その必要とされる時間は、他教科を圧倒する。

このことを知らないと、勉強時間が圧倒的に足りていないことを自覚しないまま

「私は数学が苦手です」と一生言い続けることなる。

また、算数・数学以外の教科が重要でないということではない。

他教科の勉強を効果的に進めるためにも、算数・数学に最重点をおいて勉強していくことが必要なのだ。

何故なら、算数・数学は抽象度の高い世界を扱うので、算数・数学の勉強をすることは、

抽象度の高い世界を扱える頭脳を手に入れることを意味するからである。

算数・数学の勉強によって抽象的な思考ができるようになると、

他教科の暗記・理解を著しく向上させ、高速化させるのは当たり前のことである。

算数・数学の学習を徹底的に行うことは、その人の可能性を最大限に伸ばす最高の秘訣であると

断言できる。


再生時間は6分です。ぜひ聴いてみて下さい。
続きを読む
posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする