生徒の質問に答える
というテーマでお送りします。
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先月入塾したばかりのA君(有名中高一貫校の高校1年生)
A君「質問してもいいでしょうか」
先生「はい、どうぞ。どんなことですか」
A君「学校の行事で塾を休みたいのですが、できますか」
先生「学校の行事って、具体的にどんなことですか」
A君「部活の合宿です」
先生「休むも、休まないも、君の自由ですが」
A君「・・・・・」
先生「ただ、君がまだ部活をしていたのが驚きです」
A君「・・・・・」
先生「まず、客観的な情報を整理しましょう。受験まで2年、毎日15時間勉 強するとして10,950時間。これが君が勉強に使える時間の最大値です」
A君「・・・・・」
先生「君は東大に行きたいんですよね。そうすると、合格レベルに達するのに一科目あたり2200時間が必要だとすると、数学、英語、国語、物理、化学の5科目が必要だから、2200×5=11000時間が必要です。ただ、君の場合、中学に入ってから、全然勉強をしていないので2200時間では到底足りません」
A君「あの2200時間というのは、どういう根拠があるんですか」
先生「科学的な研究データがあるんです。ただ、もちろん個人差はありますし、どういう指導を受けたかでも違いがありますが、長い間受験指導をしてきた経験から一つの目安としては有効だと思います」
A君「ということは、毎日、数学の勉強を5時間しても合格水準に達するのは440日かかるわけですね」
先生「そうです」
A君「毎日8時間勉強だと、1375日になりますね」
先生「さすがに計算が速い。4年弱かかることになります」
A君「・・・・・」
先生「だからね、君が部活を未だにしているのが不思議だったんです」
A君「部活やめたくないです」
先生「いいですよ。あなたが決めれば。あなたの人生だからね。私の挙げたデータが絶対だとも言わないしね」
A君「どうしたらいいんでしょう」
先生「そういわれてもね。不安だから私に質問してきたんだよね。」
A君「・・・・・」
先生「そりゃ不安で当然。実際、大学に行ったこともなければ、稼いだこともないんだし。だから、自分の意志で決めなさいというのは土台無理。とにかく、客観的なことに目を向けること」
A君「でも、同じ部活の先輩は、現役で5人も東大に合格したそうです」
先生「伝聞だよね。実際にその先輩たちを知っているの。君が中三の時だから、まだ、高校に入っていないよね。まず、事実を確かめてきたらどうだろうか。君の高校からは去年31人が現役で東大に合格しているんだけど、他の部活からの東大合格者はどのくらいいたのかな」
A君「でも、みんな優秀なんです」
先生「みんなってだれ。どのくらい優秀なの。例えば、部活の先輩で上手くいっていない人のことは知りませんか。まず、客観的なデータに目を向けることをしましょう」
A君「私は、やる気があります。絶対に東大に合格して見せます」
先生「・・・・・」
再生時間は11分です。ぜひ聴いてみて下さい。
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