親として、どんなことに気を付けたらいいでしょうか。
というテーマでお送りします。
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「親として、子どもに対してどんなことに気をつければいいでしょうか」
「親として、子どもにどんなことをしたらいいでしょうか」
受験生を持つご両親様から、このようなご質問を受けることが多い。
まず、教育とは何であろうか。
ここから話を始める。
赤ん坊は、親の力が無ければ一日たりとも生存できない。
親や周りの大人の献身があって生きていける。
言葉を持たない赤ん坊は、この世界を、自分が泣きさえすれば、
親が自動的に自分のすべての要求を満たしてくれると理解する。
つまり、自分は王様で、親は奴隷であると認識する。
親は、このような自己本位な考え方、生き方では、
生存することができなくなることを知っている。
したがって、「子どもである自分は親から受け取るだけでよいのだ」
という認識を180度変えるのが教育や躾の目的になる。
ただ受け取る側から、与える側に。
愛を受け取るだけの存在から、愛を与える存在へ、180度変換する必要がある。
愛を与えることで、愛の循環が生まれ、
自分も周りも幸せにすることができることを教えるのが教育である。
受験勉強も、教育の一部であるという認識を持ってほしい。
今言ったことを別の言葉で言うと、「能力の社会化」を実現するのが教育と言える。
「能力の社会化」とは、例えば、次のようなことを言う。
街でナイフを振り回していたら殺人者だが、外科医として手術室でメスを握っていたら、
それは職業である。その職業を通じて社会に貢献し、社会に認められ、収入を得ることができる。
だからこそ、教育が必要なのだ。
もちろん専門知識、専門訓練、学歴、資格も必要なのは当然だ。
どんな人にも能力がある。それを社会化し、職業化するのが教育なのだ。
外科医になるには医学部に進学して、医師国家試験に合格する必要がある。
能力の社会化を実現するのが教育であり、受験勉強の役割であることを確認してほしい。
愛の循環は自分も社会も幸せにする。
愛の循環を担う人になるために、教育はあるのだ。
そのためには、親は何でもしなくてはならない。
何でもするというのは、親が子どもの犠牲になることではない。
子どもにとって「自分が王様、両親は奴隷」という状況は、とても居心地がいい。
だから、常に、そこに戻ろうとする。
なんとしても戻ろうとする。
これを許してはならない。
絶対に許してはならない。
「ここ」にいる限り、子どもは自分の能力を社会化できないからだ。
能力が社会化できないことほど不幸なことはない。
親も子も不幸になる道を歩んではならない。
自信をもって教育、躾にあたってください。
絶対合格!
再生時間は5分半です。ぜひ聴いてみて下さい。
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