教育の目的は能力の社会化である
というテーマでお送りします。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
教育の目的は、「能力の社会化」である。
能力の社会化とは何か。
わかりやすい例をいくつか挙げてみる。
街でナイフを振り回して人を殺していたら、殺人鬼。
手術室で、メスを握って、患者の腫瘍を摘出していたら、外科医。
ある人に24時間つきまとっていたら、ストーカー。
犯罪者の逮捕の為、24時間被疑者を張り込んでいたら刑事。
街で、徒党を組んで、爆音を響かせオートバイを走らせていたら暴走族。
大空を爆音を響かせ、編隊を組んで、曲技飛行をしていたら
ブルーインパルスのパイロット。
喧嘩して、暴力沙汰ばかりおこしていたら、単なる乱暴者。
リング上でボクシングの試合をしていたら、ボクサー。
あなたの周りを観察していただければ、すべての職業は能力を社会化
することで成立していることが分かる。
人には根源的な欲求がある。
生存本能だ。
人のあらゆる営みの根底には生存本能がある。
このことを理解するために、原始時代に人間の生活を想像してみよう。
食物を得たいという欲求が、ナイフを生み出す。
猛獣や敵が、いつ、どこから襲ってくるかもしれない。
そういう状況で、狩りをし、
危険を事前に察知し、
危険を避けるためには、
周囲の状況や猛獣、敵の習性を注意深く観察する必要がある。
大きな音を立てることで自分を大きく見せ、
猛獣や敵の動きを制することもある。
俊敏な動物を追いかけるため、
危険からいち早く逃げるため、
できるだけ高速で移動したいと願うのも当然です。
現代人は、生存本能のままに生きることが許されない。
だから、生存するという根源的な欲求を昇華させる必要がある。
本来生存のためにある生存本能をむき出しにしていては、
逆に、生存ができなくなるという、矛盾に現代人は直面する。
この矛盾を解決しなくては、生存ができないのだ。
もちろんよりよい人生を歩むことができない。
これが現代人の宿命なのだ。
この矛盾を解決できるのが教育である。
生存本能を社会化するための知識や技術が必要になる。
これが、教育である。
子どもの根底にある生存本能を社会化するために、
子どもをいかに教育し、躾けるか、
これほど重要なことはない。
個人に生きる満足をもたらし、社会に秩序を実現する。
人間の営みの根底にある生存本能に目を向けることで、
教育の大切さを認識して欲しい。
そして、自信をもって教育や躾に当たって欲しいと心から願っています。
絶対合格!
再生時間は4分です。ぜひ聴いてみて下さい。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ブログランキングに参加しています。ポチっと押して、応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 算数・数学科教育
にほんブログ村 受験塾・進学塾