バランスを求めると何も達成できない
というテーマでお送りします。
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バランスを求めると何も達成できない。
必要なのは突き抜けること。
母親「子どもの成長にはバランスが大切だと思っております」
先生「バランスとは、何と何のバランスですか」
母親「勉強とそれ以外のことです」
先生「なるほど。それで、結果的にはどうなって欲しいのですか」
母親「子どもの意志を大切にしたいので、親の考えを子供に押し付けないようにと思っております。子どもがしたいことをして、なりたいものになってほしいと思います」
先生「なりたいものが見つからない、やりたいこともない、と言ったらどうされますか」
母親「そんなことあるわけがないです。だからこそ、いろいろなことを体験させてやりたいのです」
先生「バランスが大切だというのも親の考えで、それを押し付けることになっていませんか」
母親「まあ、そうですが、子どもにはそれが一番いいと思って。やはり、勉強だけじゃだめだと思うんですね。いろいろと経験させてやりたいんです」
先生「もし、お子さんが、勉強以外は何にもしたくないと言ったらどうされますか」
母親「そういうことはないと思うんです。子供ですから子供らしいことをしたいんじゃないかと思います」
先生「子どもらしいこと申しますと」
母親「友だちを遊んだり、自然にふれたり、運動をしたり、中学へ行くと部活とかもしてほしいです」
先生「お子さんが、部活なんかやりたくない、友だちなんかいらない、数学の勉強だけをしたい、そうおっしゃったらどうされますか」
母親「だから、そういうことがないように、いろいろ体験させたいんです」
先生「でも、お子さんの意志を大切になさるんですよね」
母親「ええ、もちろんです」
先生「数学だけやりたいので、学校も辞めて、数学の勉強だけをすると心から望んだらどうされますか」
母親「そんなことはありません。それに、そういう仮定の話は無意味です」
先生「バランスが大切だということは、母親であるあなたのご自身の考えですよね」
母親「もちろん、そうです、私がそうすべきだと思っています」
先生「お子さんが、バランスが大切だから、そういう生活を送りたいとおっしゃったわけではないですよね」
母親「もちろんです、そんなこと子どもがわかるはずないですから」
先生「そうなんですよ。子供は何にもわからないです。子供が考えていることはなにかわかりますか」
母親「立派な人間になって、安定した良い職業について幸せになることです」
先生「お母さんは控えめに仰るけど、結論を私から言えば、お子さんに大谷翔平になってほしいんですよね。大谷翔平+河野玄斗じゃないんですか。確かにバランスはとれていますよね。 大リーグのスターで大金を稼いで、東京大学医学部卒、医師国家試験、司法試験、公認会計士試験に合格。その上で、ノーベル賞も受賞したら理想ですよね。そんなお子さんであったらいいですよね」
母親「そんなことは夢にも思ったことはありません。そんな器でも、そんな才能もないです」
先生「そもそも、バランスが大切だという考えは、どこから思いつかれたのですか」
母親「ネットで、あるインフルエンサーが言っていて、その通りだとおもったのです」
万能感と不安が錯綜しているのが現在人だ。
日本人全員が共有しているものだ。
そういう時に何が大切なのか。
当たり前に考えること。
愚直に全力で努力すること。
バランスを求めることは、時間とお金と体力と知力の分散を意味する。
分散してしまっては、たいした成果は望めない。
バランスを追求すると何も達成できないことになる。
集中して取り組んでこそ、結果が得られる。
当たり前のことだ。
バランスを求めるなどと言う世迷言は捨て置いて、
突き抜けるのだ。
突き抜けて、突き抜けて、遙か高みに突き抜けて欲しい。
絶対合格!
再生時間は8分です。ぜひ聴いてみて下さい。
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