2024年08月02日

志望校にチューニングせよ #1162

第1162回の今回は
志望校にチューニングせよ


というテーマでお送りします。



何に注意を向けるのかで受験の結果が来まる。
受験の合格を目指すのだから、合格することに注意を向けているのが論理的には当然なのだが、
実は、多くの受験生は、合格以外のことに注意を向ける。

合格したければ、
どんなときも「自分は今何ができるか」と問い続けなくてはならない。
そして、自分が今できることを実践し続けること。
これしかない。

合格に常に標準を合わせ続けようとする、心の強さが是非とも必要となる。
そういう心の強さを養うために受験はとてもいい教材になる。

ところで、なぜ合格に注意を向け続けることが必要なのか。
受験生なら合格したiい学校があるはずだ。
合格したい学校に注意を向け続けることは、
ラジオで聴きたい放送局の周波数にチューニングするのと同じだ。
その放送局の番組を聴き続けたければ、チューニングを正確に合わせ続ける必要がある。
チューニングが正確であればあるほど、雑音なく、快適に番組を聴くことができる。

志望校への合格に注意を集中できればできるほど、志望校があなたに何を求めているのかを
正確に精度高く把握することができる。

つまり、志望校があなたに求めていること正確に読み取って、勉強することができることを意味する。

例えば、慶応大学の医学部の英語の問題を見てみよう。

慶応大学の医学部の英語は、日本語で解答を書くと、次は、英語で解答を書き、
また、次は、日本語で解答するという繰り返しが延々と続く。

これは、何を意味しているのだろうか。

言語野に大きな負荷がかかるような問題のつくりになっている。
ということは言語野を鍛える必要がある。

医師と言語野の鍛錬はどういう関係があるのだろう。
医師にとって言語野が鋭敏に働くことはどういう意味があるのだろうか。

もし、医師の言語野の働きが鈍かったらどうなるだろうか。

言語野を極度に使うことを要求される職業に同時通訳者がある。
日本語から英語、英語から日本語と二つの世界を瞬時に行き来している。
そういう同時通訳者は、どういう訓練をしているのだろうか。
日本語を英語に、英語を日本語に自由に変換できるのはどうしてだろう。

言語野を鍛えようと思うだけでいろいろな発見がある。
この注意の集中が毎日の勉強に無意識的に影響を与え続ける。

そして、毎日の勉強が創意に満ちたものになる。
この蓄積が、本番で大爆発する。
これは、一例だが、こんな風に考えることから受験勉強は始まるのだ。

過去問を解き、志望校からのメッセージに謙虚に、注意深く耳を傾け続けて欲しい。
志望校が求める力とその養成法がだんだん、しかし、必ずわかってくる。

創造と発見の喜びとともに。

大丈夫!

合格するから!


再生時間は10分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 受験関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする