2023年07月28日

読書は大切だ #1109

第1109回の今回は
読書は大切だ
というテーマでお送りします。




「お子様にはどんどん読書をさせてくださいね」

と申し上げると、

「では、どんな本がいいのですか」

「子供に読ませるといい本のリストをください」

という質問やお願いをされることがある。

そこで、私は考える。

自分に何ができるのか。

自分はどういうプロセスで本に出合ってきたのか。

私は、ご両親にお願いする。

「お子様の目の前で本を読んでください」

「そして、読んだ本について話してください」(もちろんここで言う本は、紙の本です)

お子様の目の前で、本を読み、本について話してください。

そして、図書館なり、大きな本屋さんに定期的に連れていくこと。

学校の図書室に行くことを奨励すること。

本を買ったり、借りたりするという行為に慣れさせることです。

意識して、今書いたようなことを実践してください。

そして、読んだ本について文章を書いてみること。

最初は1行でいいから、何かを書くこと。

読書量が増えていけば、自然と文章は書けるようになります。

書ける量も表現の質も目に見えて良くなっていきます。

読書の対象も広がっていきます。

読むことと、書くことが相乗効果を生みます。

読んだら、書きたくなるのです。

この意欲が出てくるまで、とにかく以上のことを続けてください。

そうしたら、精読に取り掛かります。

精読とは、文章の論理に着目した読書です。

ここに至って、国語の試験対策が機能します。

ポイントは、

自分で読書の世界を探検していく、その切っ掛けを意識的につくってください。

こういうことが前提なら、読書リストも有効に機能します。


再生時間は11分半です。ぜひ聴いてみて下さい。
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2023年07月21日

私はあなたを変えられない でも、あなたはあなた自身を変えられる #1108

第1108回の今回は
私はあなたを変えられない でも、あなたはあなた自身を変えられる
というテーマでお送りします。



いろいろな生徒さんをお預かりする。

そして、その保護者の方とも何度もお話をする。

そのとき、私が思っていることがある。

それは、私にはこの子を変えることはできない。

でも、この子自身は自分の人生を変えることができる。

いくらでも、いい方向に変える力をもっている。

ただ、残念なことに、

自分にその力があることを知らないし、

自分が今、その力を発揮する必要があることも思い出せなくなってしまっている。

私ができるのは、

いくらでもよい方向に変える力を持っていることを思い出してもらって、

今、その力を発揮するんだ決めてもらう

切っ掛けとなること。

本当は、力を発揮するようにして欲しいのだけれども、

発揮する、発揮しないを決めるのも、本人でしかないので、

これは、いかんともしがたい。

自分をいくらでも変える力が、自分自身にあって、

その力を発揮していくと決めて欲しい。

そして、自分の人生をどんどん革新していってほしい。

いくらでも革新できるのだ!


再生時間は6分半です。ぜひ聴いてみて下さい。
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2023年07月14日

制限を作り出していることを自覚する #1107

第1107回の今回は
制限を作り出していることを自覚する
というテーマでお送りします。



お父さんが子供にこうあって欲しいと望むことがある。

お母さんが子供にこうあって欲しいと望むことがある。

自分の理想を子供によって実現してもらおうということなのだろうか。

気持ちはよくわかる。

でも、これが自分にとっても、お子様にとっても制限となっていて、

成長を阻むことになっていることにも気づくべきだと思う。

その人の理想とは、信念と言い換えてもいいだろう。

「私はこうあるべきだ、だから、自分の息子もこうあるべきだ」

という信念である。

こうして書いてみると、非論理的な思考の産物であることがわかる。

自分はこうあるべきだという考えが絶対化して、

子供さんが身動きできなくなってしまうのです。

子どもは、氷づめされたように、止まってしまうのです。

論理的に妥当な正当化はありません。

なぜ、この理想がご自分のなかで形成されたかという問題も大切ですが、

まずは、非論理的な決めつけをお子様に押し付け続けているという

ことを理解してほしい。

非論理性を受け入れて欲しい。

話はそこから始まります。

まず、出発点に立ちましょう。

再生時間は9分半です。ぜひ聴いてみて下さい。
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2023年07月07日

子供と接するときに #1106

第1106回の今回は
子供と接するときに
というテーマでお送りします。



晴れてよし 曇りてもよし 富士の山
元の姿は  変わらざりけり      
       ー山岡鉄舟


子供だけではなく、人と対するとき
いつも、この和歌を思い出す。

人は、いろいろな感情に支配される。
泣いたり、怒ったり、笑ったり、嫉妬したり、憎んだり。
でも、その本質は変わらない。

やることなすこと思いのままと言う時もあるし、
物事が停滞して底なし沼にはまってしまったかのように思われるときもある。
失意時もある。

富士山も、同様。
厚い雲に覆われる時であっても、
晴れの日の富士山と何ら変わることがない。

その人を見ようとすること。

そういう意志が、子供を指導するときに重要になってくる。

子育てにも、自分育てにも重要になってくる。



再生時間は6分です。ぜひ聴いてみて下さい。
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