中学受験ガイダンスそのA 基本発想編
というテーマでお送りします。
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小学校4年生のX君にある問題Aを説明します。
X君は、解説と解答をノートに写すように促されると、その通りにします。
指示されないとノートに写すことをしません。
写したノートを指導者がチェックすると、抜けていることだらけです。
なんで、ここは写さないのと尋ねると「めんどくさい」と返事が返ってきます。
再度、正確に写すように指示します。
また、説明も改めてやり直します。
このことを数回繰り返します。
次に、問題Aと数値だけが違う問題Bをやってみるように指示します。
X君は、何もしません。
鉛筆を持って、白紙を眺めているだけです。
問題を読もうとさえしません。
あるいは、鉛筆を置いて、自分の爪をもてあそんでいるだけです。
ただ、時間が過ぎるのを待っているだけです。
なんで何もしないのと尋ねると
「わかんない」
という言葉が返ってきます。
何かやるように強く促すと、
まったく意味をなさない式を書き、
その上で間違った計算をして、
「先生、できました」
と言います。
これが多くの生徒の勉強の実体です。
問題を読んだら、問題を理解するようにしなくてはなりません。
問題に含まれている情報を、グラフや図、表にして整理するのです。
そうして、使える定理や公式を思い浮かべます。
あるいは、昔やったことのある類似問題と解法を思いうかべます。
そうやって、だんだんに解答が見えてくるのです。
つまり、自分から動くことです。
自分のから動かなくては、学力はつきません。
試験にも合格しません。
仕事も成功しません。
自分から動くような子供になるためには、どうしたらいいのでしょう。
再生時間は13分です。ぜひ聴いてみて下さい。
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