2022年12月09日

中学受験ガイダンスそのA 基本発想編 #1076

第1076回の今回は
中学受験ガイダンスそのA 基本発想編
というテーマでお送りします。


小学校4年生のX君にある問題Aを説明します。
X君は、解説と解答をノートに写すように促されると、その通りにします。
指示されないとノートに写すことをしません。
写したノートを指導者がチェックすると、抜けていることだらけです。
なんで、ここは写さないのと尋ねると「めんどくさい」と返事が返ってきます。
再度、正確に写すように指示します。
また、説明も改めてやり直します。
このことを数回繰り返します。

次に、問題Aと数値だけが違う問題Bをやってみるように指示します。
X君は、何もしません。
鉛筆を持って、白紙を眺めているだけです。
問題を読もうとさえしません。
あるいは、鉛筆を置いて、自分の爪をもてあそんでいるだけです。
ただ、時間が過ぎるのを待っているだけです。

なんで何もしないのと尋ねると
「わかんない」
という言葉が返ってきます。

何かやるように強く促すと、
まったく意味をなさない式を書き、
その上で間違った計算をして、
「先生、できました」
と言います。

これが多くの生徒の勉強の実体です。

問題を読んだら、問題を理解するようにしなくてはなりません。
問題に含まれている情報を、グラフや図、表にして整理するのです。
そうして、使える定理や公式を思い浮かべます。
あるいは、昔やったことのある類似問題と解法を思いうかべます。
そうやって、だんだんに解答が見えてくるのです。

つまり、自分から動くことです。
自分のから動かなくては、学力はつきません。
試験にも合格しません。
仕事も成功しません。

自分から動くような子供になるためには、どうしたらいいのでしょう。


再生時間は13分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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posted by 鴨下算数数学塾 at 15:00| Comment(0) | 勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする