先生、落ちたらどうしよう
というテーマでお送りします。
先生、落ちたらどうしよう。
受験生が、そんなふうに思うのは当たり前のことかもしれない。
試験が近づいてくれば、なおさらだろう。
だけれども、「大丈夫、大丈夫」と励ますだけでいいのだろうか。
実は、このよくある思いの背景には、幼児的な万能感がある。
もっと、わかりやすく言うと、それは傲慢さ。
自分勝手といってもいい。
真面目に、ものすごい量の勉強を毎日積み重ねている受験生に
「君は、傲慢なんだよ」とは言いづらいが、
やはり、傲慢なんだと思う。
傲慢さの後ろには、こんな考えが潜んでいるかもしれない。
「自分は特別な存在だ」という考えが。
自分は特別だから、どんな試験でも受かって当たり前。
でも、自分はそんなに特別な人なんだろうか?
随分前だが、こんな方が塾生になってくださった。
その方は、小学生まで、アメリカで暮らして、アメリカで教育を受けられた。
アメリカの一流大学には、天才クラスというものがあるそうで、
その、天才クラスにずっと在籍してきた方だった。
そういう方だから、自分は特別という考えに強く支配されていた。
本当は、普通の人なんだから、地道に努力しなければならないところを
どうしてもできなかった。だから、結果も出なかった。
その子に私は、こんな風に言った。
「君は、傲慢なんだ。
あなたは特別の人ではない。普通の人。
単なる、普通の人でいいじゃないか」
再生時間は7分半です。ぜひ聴いてみて下さい。
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