2022年09月17日

「留学させようと思うんですが」というご相談 #1061

第1061回の今回は
「留学させようと思うんですが」というご相談
というテーマでお送りします。

お話の要点は 
  • 親が留学を勧めるその背景にある考えは「日本への軽視・蔑視」や「日本の未来への不安」
  • 標語的に言えば「魏志倭人伝は全部正しいが、日本書記は全部うそ」
  • 戦前の教育を受け、戦争前のことを知る世代が社会の中枢からいなくなった、そして、今に至る
  • 自国文化への誇りを失うと、思考能力が奪われる
  • 留学を考える時に年齢別・立場別の複数のパターンがある
  • 6歳で米国留学した津田梅子は日本語が不得意で就職で苦労した。松岡洋右は13歳で留学したが外交官になれた
  • 留学年齢がその後のキャリアに大きな影響を与える
  • 基本的概念を理解するのも、抽象的概念を咀嚼して自分のものにするのも日本語を使う
  • いつ、どんな立場で留学するかがその後のキャリアに大きく影響する。その後のキャリアを考えよう
  • 自分の中に自国の文化に対する軽視・蔑視がないかを見よう
  • 自国への軽視・蔑視があると自分の武器が活かせずマイナスに働く
  • 学問を完全に英語で講義することは、日本語での思考力を失っていく
  • 外国語で学習することと、外国語で研究成果を発表することは別のこと。だから、分けて考える。 
    です。

    再生時間は17分です。ぜひ聴いてみて下さい。

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  • posted by 鴨下算数数学塾 at 06:00| Comment(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする